「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
アントニオ・ダス・モルテス(1969/仏=ブラジル) |
ゴダールが絶賛したことがよく判る奇天烈西部劇。俄かに美しいとは云い難い原色多用のカラー画面と耳に付いてはなれないサンバのリズムがいまだに強烈だ。散漫に提示されるプロットの間隙を意味不明に唄い踊る民衆の映像が繋いで不思議とバランスを保ってしまう。面白い映画とは思わないが、今見ても刺激に溢れる映画であることは確か。 (ゑぎ) | [投票(1)] | |
意匠や設定は商業主義な定石に準拠しているのだが、そう思って見るとバイオレントもシュールも不足気味で余りにゆったりしたテンポがしんどい。勧善懲悪とは行かぬわだかまりの中行き着くところにカタルシスは無い。原色の力感溢れる画面は美しく音楽も強靭。 (けにろん) | [投票] |