「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
コクリコ坂から(2011/日) |
自転車ですれ違う場面における海と俊の切り返しの素晴らしさ、これ一つとってもこの映画を支持したくなる。更に何故こうも海の頬が赤くなるのか。90分のうちに十数回。あまりにも過剰だ。本作はこうした類の過剰さに溢れている。それはとどのつまり映画的、ということだ。 (赤い戦車) | [投票(1)] | |
感心はするが、感動はしない。キャラクターにほとんど生理らしい生理を感じない。幾ら頬がピンクに染まっても、大粒の涙を零しても、記号以上の「意味」という理解の範疇を食み出す生理が匂わない。端的に言って、作品世界への、キャラクターへの愛(情熱)が乏しい、寂しい映画。 [review] (鷂) | [投票(9)] |