「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
赤ん坊の食事(1895/仏) |
私が見たことのあるリュミエール作品はおそらく二十本にも満たないが、その中で云えば、これは『工場の出口』『列車の到着』『雪合戦』に次ぐ最良の部類の作品。赤ん坊を中心に三人が等間隔に横に並び、背景には斜めに走る建物の線とそよぐ木々。完璧な構図だ。 [review] (3819695) | [投票(1)] | |
左に父親。右に母親。二人の間に赤ん坊。この画面の密度に圧倒される。両親の行為、視線、発話(サイレントだが)はすべて赤ん坊へ、つまり画面の中央へ向かって凄まじい勢いで注がれる。そのブラックホールのような微笑ましさの“密度”に私の視線も吸い寄せられる。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
絵心のある構図で、背景の風に吹かれる樹木が格好いい。赤ん坊が登場すると演出か否かは比較的どうでもよくなるのは何故だろう。 (寒山拾得) | [投票(1)] |