「ヒッチコック」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
さらば、愛の言葉よ(2014/仏) |
「一」と「二」をめぐる三次元映画(第三章は訪れない)。通常の二重露光における時差を視差に捉え替えたカットは、左右の眼それぞれの視覚は両眼視の単純な二分の一ではないことを明晰に示す。「男女の別離」が物語に選ばれるのは、一組を成す二人が一人と一人に分裂する緊張の基礎的資料だからである。 [review] (3819695) | [投票(1)] | |
ゴダールが3D技術で思う存分遊びまくってみましたという映画。それ自体は確かにまったく味わったことがない映像体験で、新鮮な驚きはある。が、これが一本の作品として面白いかと言われると、正直頭を抱える。 (太陽と戦慄) | [投票] | |
「愛」と「言葉」について語り続けてきた男が決別を言う程の感慨もなく本気かも怪しい醒めた世界は、しかし溜らぬ冷えた情感が覆う。レマン湖を揺蕩うフェリーを筆頭に水が印象的だ。『メイドインUSA』的ギャングの稚拙もメタ的に許容。3Dは成否半々か。 (けにろん) | [投票(1)] |