「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
どん底(1936/仏) |
黒澤版は昔(多分1990年のリバイバル公開時)に見、ラストの三井弘次が強烈に記憶に残っているのと、黒澤の中では好きな部類と認識した程度の思い入れ。本作ルノワール版には感激し、見た後、ゴーリキーの原作戯曲も読んだ。 [review] (ゑぎ) | [投票] | |
ルノワールがチャップリンを引用。 (tomcot) | [投票] | |
煌めく川面やそよぐ草むらといったルノワールアイテムが木賃宿の閉塞感に風を吹き込む。その妥協を排した黒澤版がやけに傑作に思えてくるがまあこれも有りか。男爵キャラの不均衡な脚色、レストランでの大移動の過剰は歪に映画であることを示顕する。 (けにろん) | [投票(1)] | |
何とも明朗な改作。結果、ルイ・ジューヴェの楽天は印象的だがギャバンの本筋は生温く(娘の眉毛細過ぎ)、安宿は置いてきぼりにされる。中庭などルノワールなら幾らでも魅力的に撮れるだろうに、何故そうしないのだろう。 (寒山拾得) | [投票(1)] |