コメンテータ
ランキング
HELP

「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

東京物語(1953/日) 早春(1956/日) 東京暮色(1957/日) 彼岸花(1958/日) 浮草物語(1934/日) 浮草(1959/日) お早よう(1959/日) 秋日和(1960/日) 突貫小僧(1929/日) 小早川家の秋(1961/日) 大学は出たけれど(1929/日) 東京の合唱(1931/日) 大人の見る絵本 生れてはみたけれど(1932/日) 秋刀魚の味(1962/日) 戸田家の兄妹(1941/日) 父ありき(1942/日) 長屋紳士録(1947/日) 晩春(1949/日) 麦秋(1951/日) お茶漬の味(1952/日)が好きな人ファンを表示する

破れかぶれ(1961/日)************

★4話は、将来という概念の欠落した若造(川地民夫)と、実態としての将来が描けない三十路女(渡辺美佐子)の「共依存&偏愛どん詰まり」もの。ともすれば感情まかせの役者の力演に頼りがちな設定だが蔵原惟繕演出は二人の行動を淡々と追うだけ。実にクール。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4母性愛溢れる女がひたすらクズ野郎に尽くすベタな物語ではあるが、川地民夫渡辺美佐子も素晴らしい存在感。しかしそれ以上に、ロケ撮影のカメラワークや室内シーンの照明が最高にかっこいい。走る描写のダイナミズムも良いが、何と言ってもラストカットに痺れまくった。 (太陽と戦慄)[投票(2)]
★4余りにも仕方のないチンピラ川地民夫が行く先々で借金を増やし続ける「俺の借金全部でなんぼや」の世界。蔵原は全盛期突入モード、うらびれた渡辺美佐子がここでもとても素晴らしい。 [review] (寒山拾得)[投票]