「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
悲愁(1978/独=米=仏) |
マルト・ケラーが全く視線の演技が出来ない女優で、いいところで泣き声を上げるばかりだし、中途半端な演出の連続もある。しかし台詞は素晴らしいし、卓越した伏線等プロット構成の妙は評価されるべきだろう。ワイルダーとダイアモンドは世界一頭の良いシナリオチームだと思う。それは映画の映画らしさを知る知らないを別として。 (ゑぎ) | [投票(1)] | |
映画ファンはどうしても題材と監督から「サンセット大通り」を思い浮かべる。ケラーに演技力がないのと、ワイルダーも老い始めていた。2番煎じは「サンセット〜」が強烈過ぎた。 (セント) | [投票] | |
あり得ない話を納得させて終わらせるのは脚本の妙。が、50年代の作品かと見まがうほどの大時代的なワイルダー演出には、懐古を通り越した衰えを感じずにいられない。熱演のケラーも、ホールデンやクネフの前では赤子のようでお気の毒。 [review] (ナム太郎) | [投票] |