「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
二等兵物語 前篇女と兵隊 後篇蚤と兵隊(1955/日) |
絵に描いたようなお約束の良心喜劇。公開当時には、それなりの意義があったのだろうが、今となっては終盤の伴淳の涙ながらの正論演説が鬱陶しい。戦時下の理不尽さのなかでひと際輝く、将校の愛人役関千恵子のコメディエンヌぶりと伸びやかな肢体が印象的。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
伴淳三郎という稀代の名喜劇役者の一世一代の名演によって、戦時中の軍事国家・日本、そして軍隊の矛盾、不条理さがより際立っている。笑って、泣いて、そして日本人にとって忘れてはならない「第二次世界大戦」について考えさせられる大傑作。もっと世に知らしめるべき作品!!['04.3.5京都文化博物館] (直人) | [投票] | |
収束でもって価値高い『真空地帯』(52)のバリエーション。伴淳の秀作。なおタイトルは正しくは前後篇ではなく第一部第二部(分ける意味ないと思うが)。 [review] (寒山拾得) | [投票] |