NOMさんのコメント: 更新順
穴(1960/仏) | ノワールの傑作。本物のリアリティーと映画のフィクションとの融合が、強烈な映像と音響を得て、否応なしに映画世界を盛り上げる、否、掘り下げる。 [review] | [投票] | |
丹下左膳餘話 百萬両の壷(1935/日) | 笑いの中に深い人情を感じるこの映画は、完全に時代を超越している。丹下左膳は愛に溢れた物語だった。日本に生まれて良かったと感じること間違いなしの国宝級作品。 | [投票] | |
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007/米) | 主人公が静かにじわじわと観る者の心の中に染みこんできては、溢れ出す。その繰り返しはまるで、幾世紀もかけて地中に蓄積しては、湧き出すOILの様。 [review] | [投票] | |
フレンチ・コネクション2(1975/米) | 前作同様ポパイの魅力満載の一級ポリスアクション。30年以上前に松竹系名画座で前作と続けて観た折り、知人がポパイハットに、寅さんジャケットで現れたのにはたじろいだけど。 | [投票] | |
テルマ&ルイーズ(1991/米) | 男の差し伸べる希望や救いは、女にとっては、希望でも救いでもない場合があるのだろう。 | [投票] | |
大脱走(1963/米) | マックィーンを軸に、個々の登場人物の造形が実に見事に成されており、捕虜全てを応援したくなり、自分の事のようにはらはらどきどきできる。年齢問わずに堪能できる娯楽映画のお手本的映画。 | [投票] | |
父の祈りを(1993/米) | 万人に平等に与えられている筈の時間だが、 [review] | [投票(1)] | |
バートン・フィンク(1991/米) | どこまで、制作者の「妄想」につき合えて、その妄想世界に没入できるのかが、映画の鑑賞点の一つだとすれば、実に映画的な映画で、映画で映画を見せた映画。題名は、バートン・フィンチでもよかったかも。 | [投票] | |
包帯クラブ(2007/日) | 小説読書後、映画鑑賞、あるいは、観賞後、読書のどちらでも楽しめるジュブナイル作品になっていたことに好感を感じた。柳楽優弥も変な風に進化(?)していなくてほっとした。 [review] | [投票(1)] | |
ゴースト・ドッグ(1999/独=米=仏) | ジャームッシュとミューラーによるポートレイトが最高の出来。メインはもちろん、老いぼれマフィア、子供、動物までも。写真を積み重ねたような映像の作りからモノクロが似合うが、カラーでも充分に魅せる。ストーリーなんかどうでもよくなる位。 | [投票] | |
Sweet Rain 死神の精度(2008/日) | オムニバス色の強い原作から、一本の映画にまとめ上げるために、時代設定や登場人物が脚色されていたことには作り手の努力を感じるが、それがかえって、夢物語的な雰囲気を減じていた様にも感じる。金城の「ヘタウマ」は健在。 [review] | [投票] | |
夕凪の街 桜の国(2007/日) | 原作からの引用と思われる極めて強いメッセージ性を有した台詞に時折出会うものの、映画的ぬるま湯に浸けてふやけさせてしまった感じは否めない。麻生(太郎じゃないよ)の出来が良いのがかえって気の毒。 | [投票(1)] | |
ファーゴ(1996/米) | 7〜8年前に観て以来の鑑賞だったが、コーエン兄弟の作品に果たす撮影監督ロジャー・ディーキンスの貢献度を改めて思い知らされることとなった。映像だけでも十二分に楽しめる作品である。「変顔」のおじさんも最高だが、それはまた別の話。 | [投票] | |
アメリカン・ギャングスター(2007/米) | 絶妙なタイミングで、挟み込まれるエピソードの出来が、映像、展開、演出、共に、とても良い。それがある意味、CMのようで、本編の流れに散漫な印象を与えてしまったのは残念だが、全編通して十分楽しめたのは出演者の貫禄も含めさすが。 | [投票] | |
未来は今(1994/英=独=米) | 今なら邦題が「ハッドサッカーの委任状」になっていたかも。でかい体で子供みたいなティム・ロビンスと、憎らしいほど小生意気なジェニファー・ジェイソン・リーの掛け合いが楽しく、人生なめきったおっさんのポール・ニューマンもいい味。 | [投票] | |
ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008/日) | 二十歳過ぎると急激に無くなるアホで固めた明るさが爽快。ひょっとしたら実際にいるかもしれないこんな駐在さんに拍手。 | [投票(3)] | |
ミッドナイト イーグル(2007/日) | 未読でなんだが、原作に忠実であるとすれば、原作選びを誤ったか、作者が嫌になる位に脚本で練り回すことを怠ったとしか思えない。こんな穴だらけの原作を読んでみたくなる気は起こらないし、こんなやる気の感じない映画はもういい。 [review] | [投票(2)] | |
マッチポイント(2005/英=米=ルクセンブルク) | 映画としては優れているとは思うが、好きになれない。妙な例えだが、東野圭吾の小説は出来が良く人気のあるのもわかるが、物語と登場人物が、好きじゃないと言う感じ。ウディ・アレンは合わない者も居るのが人気監督たる所以なのだろう。 | [投票] | |
バンテージ・ポイント(2008/米) | 本作を評価された方に、是非観て頂きたい作品がある。(引用作品に関するネタバレあるかも) [review] | [投票] | |
エレファント(2003/米) | 人間しか登場しないモンスターホラー映画。人々が日常から地獄へと落ちる瞬間は、目を覆いたくなる。しかし事実として見つめなくてはいけない。 | [投票(1)] |