ガブリエルアン・カットグラさんのコメント: 投票数順
GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995/日) | 冒頭のレーダー?のシーンに、「情報」の本質についてのある重要なメッセージが隠されていると見た。深読みし過ぎだろうか…? [review] | [投票(9)] | |
ゴジラ(1954/日) | 空襲を想起させる忌まわしい破壊。炎に包まれた東京。当時、誰もが忘れたかったはずのシーンを敢えて再現した製作陣の覚悟。破滅への恐怖、そして平和への祈りが溢れるこの作品は、そうした覚悟故の偉業である。 | [投票(9)] | |
ブラックレイン(1989/米) | それにしても…こんな風に大阪を撮った監督がいただろうか?(炎ではなく)煙を吐く煙突、ネオン、屋台…どれも『ブレードランナー』の未来都市を彷彿とさせる。 | [投票(9)] | |
アイアン・ジャイアント(1999/米) | 巨大ロボットと少年の友情をリリカル(原作者は詩人であるそうな)に描いた感動作。今作品に限り(?)、涙を流したと告白するのは全く恥ずかしくないので、該当者は申告するように(笑)。舞台背景に冷戦が設定されてる鋭い作品でもある。 | [投票(8)] | |
未来世紀ブラジル(1985/英=米) | ブラウン管の裏から見える歪んだ顔。あれは、今ディスプレイを覗いてる、他ならぬ我々への風刺。…規則の是非を考えず、その遵守のみを徹底する小役人達の不様な姿は、笑いを通り越して戦慄を呼ぶ。…未来世紀たる今、その真価を顕在化させた恐るべき黙示録。 | [投票(7)] | |
スペース カウボーイ(2000/米) | 「燃え尽きてやるぜ」とでも言わんばかりのスペース(オールド)カウボーイズ!(老若男女を問わず)“心意気”を持ち続けることの大切さがストレートに伝わってきて、元気が出てくる快作。ストーリー展開がやや甘めではあるが…この際目をつぶろう(笑)。 | [投票(7)] | |
M:I−2(2000/米) | とにもかくにも連発されるアクションまたアクション!これでもかとばかりに詰め込まれたアクションんでもってアクション!あぁ〜おなかいっぱい!!…一見無神経に見えるが、ジョン・ウーが射殺シーンを極力避けていることを見落としてはならない。 | [投票(7)] | |
フルメタル・ジャケット(1987/米=英) | 「フルメタル・ジャケット(完全鉄鋼被覆弾)」の如く、殺傷能力を極限まで高めるかのような前半の訓練シーンが見所。だが逆に、その前半シーンがあまりにも盛り上がり過ぎるのが難。作品のバランスを壊している。しかし、後半部にも… [review] | [投票(7)] | |
野のユリ(1963/米) | はっきり言って、メルヘン。もっとはっきり言えば、だいじなだいじな宝物。おそらく原題は、この作品の存在そのものを指しているのだろう。まさに映画界の中でひっそりと咲く小さくて可憐な花である。知る人ぞ知る、珠玉の名作。 | [投票(7)] | |
戦国自衛隊(1979/日) | 「近代兵器と戦国武者との激突」に焦点を絞り、SFとしての整合性をあえて無視した手法は正解。自衛隊員内部での反乱など、水増し的?なシーンも少なからず見受けられたが…。あと、野暮を言うようだが、あの寺は… [review] | [投票(7)] | |
市民ケーン(1941/米) | 何と本編がたったの2時間しかない!鑑賞後、誰もがこのことに驚愕を禁じ得ないはずだ。一体いかなる叡智がこの2時間を可能にしたのか…21世紀の今日に至っても、謎は謎のままである。 | [投票(7)] | |
フィラデルフィア(1993/米) | 主人公と恋人のラブシーンが描かれていない点に偽善を感じる。目を背けることなく全て受け止めようとする覚悟のない作品には、ヒューマニズムを語る資格はない。 | [投票(7)] | |
ルパン三世 カリオストロの城(1979/日) | 大切なモノを見失ったが故に傷ついた体を横たえ、ただ裁きを待つばかりだったセピア色の庭園で彼が出会ったのは…。ルパンは、心を盗んだのではなく、じつは、とうの昔に盗まれていたのかもしれない。…最近、私はそんなコトを想うようになっている。 | [投票(6)] | |
ファイナル・カウントダウン(1980/米) | 最大の見ものは航空空母を始めとする米海軍のミリタリー描写。艦載機の発着シーンや空中給油のシーン…そして飛翔するF14の勇姿がじっくり堪能できる。…クライマックスの展開については、まぁ賛否両論であろうが、個人的には… [review] | [投票(6)] | |
ピアノ・レッスン(1993/豪=ニュージーランド=仏) | 昔、ピアノを弾く私の姿を「まるで、なくした何かを鍵盤の中から拾い出してるみたい」と評した人がいた。…そう。そしてそれは私にとっては徒労でしかなかった。それなのに…海岸でピアノを奏でるヒロインを見るたびに涙がこみあげてくるのは何故だろうか。 | [投票(6)] | |
機動警察パトレイバー 劇場版(1989/日) | のちに、進士はこう回想している。「自分が何を成すべきかちゃんと判っていて、何も考えずに夢中で動いていられた…そう、まるで夏休みのような時間だった」…と。 [review] | [投票(6)] | |
U−571(2000/米) | 「潜水艦モノに外れなし」…のセオリー通り、ソツなくまとめられた佳作。だが、そのソツのなさが逆に設定の面白さを殺してしまっているのが残念。 [review] | [投票(6)] | |
トカレフ(1994/日) | 圧倒的に濃密な絵。…やや御都合主義的なストーリー展開が気にはなるが、その凝った映像ゆえ、忘れられない名場面が多い。「懐かしい恐怖」…とでも言えばいいのか、そんな感情を想起させるラストのBGMに酔いしれる。 | [投票(6)] | |
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984/米) | 店・部屋・便所・覗き窓・物置・街・駅・ロッカー…各所で表現される圧倒的な「時の重み」に酔いしれる4時間。 | [投票(6)] | |
ブレーキ・ダウン(1997/米) | 恐怖は、暴力を生む。 [review] | [投票(6)] |