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[コメント] 破れ太鼓(1949/日)
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★4経済の利害は時代を越えるために、阪妻の辛みだけが伝わってくる。彼の人生に話が帰着するに及んで、辛みは逆流して阪妻は昭和のモラルを越えていく。彼は女中の病気に偏見を持たないのだ。 [review] (disjunctive)[投票]
★2頑固な旧世代親爺に殊更の異論は無いし阪妻も当たり前に良い。しかし、相変わらず子世代に全く共感を覚えられないのは何故なのか?時代感覚が無いとかのレベルでなく、やっぱ木下は本質的にずれてるとしか思えない。何だか虫唾が走りそうな気持悪さ。 (けにろん)[投票]
★4広い屋敷内を家族たちが走り回る描写が楽しい。小林トシ子宇野重吉の星空の下でのデートがこっ恥ずかしいながらも素敵だし、阪妻が過去の出来事を回想するシーンも素晴らしい。エンドマークが出るまで鳴り止まないオルゴールの音もなんか良かった。 (太陽と戦慄)[投票]
★4この作品に粗さがしは必要ない。面白さ、その勢いだけで一気に観たい。家族の立ち回り、その間合い。妙なリズムに、変なスピード感。一瞬、粗雑な映画と感じさせるが、実は完成度は高い。 (リヤン)[投票]
★3頑固親父。(05・12・06) [review] (山本美容室)[投票]
★4木下監督らしく、少々説教じみた内容だけど、充分コメディとして楽しめる作品。昔の作品と言うだけでなく、普遍的なテーマを扱った作品として、オールタイムでお薦めしたい作品です。 [review] (甘崎庵)[投票(1)]
★3木下恵介らしい少々理に落ちた演劇臭さが残る映画だが、それでも非常に面白いことも確か。母親・村瀬幸子のちょっとした愚痴の数々が面白い。実に驚くべきことに、木下忠司森雅之の弟を演じるているのだが、これがなかなか飄々としていて良い。 [review] (ゑぎ)[投票(5)]
★3阪妻のアナクロなキャラは受け入れがたいが、周囲の人間があまりに趣味が悪すぎて共感できないため、必然的に阪妻に肩入れすることになるのであった。 [review] (ハム)[投票(2)]
★4ちょっとずれてるけど、家族のために頑張る父ちゃんは、大事なところは間違っちゃいないぜ。たたき上げの社長像・一家を背負って立つ父ちゃん像を、デフォルメしながらもどこまでもリアルに表現してみせる阪妻、やはりただモノではないな?! [review] (はしぼそがらす)[投票(1)]
★3公開当時は爆笑を集めたであろう計算されたあざとさが、今となっては空々しい限り。しかし広大な邸内を文字通り右往左往、縦横無尽に動き回る人々のスピード感や海岸での老若カップルの幻想的な描写はさすが木下恵介。 (ぽんしゅう)[投票]
★1阪妻は、千恵蔵の多羅尾伴内に匹敵する「崩し芸」で最高なんだけど、木下の文芸臭さ(?)が僕はどうしても食えないので・・・。 (オノエル)[投票(1)]
★4天才!木下恵介の神業的脚本の前に貫禄不足なのはむしろ阪妻の方ではなかったか。東山千栄子らが砂丘を歩くシーンの幻想的美しさもフェリーニの先を行ってる。 (町田)[投票]
★4ラストに不満はあるが、村瀬幸子森雅之東山千栄子宇野重吉などなど豪華な新劇人の助演を阪妻が真っ向から受け止めた、ウェルメイドな喜劇。[新文芸坐] [review] (Yasu)[投票(2)]
★5遅れてきた観客。 [review] (こしょく)[投票]
★5坂妻の初の現代劇。「おいし〜い、おいし〜いコーヒーをふたっつ!」と言うところ、カレーライス片手に苦労話するところ、ズボンをグッと上げるところ、回想シーンで逃げ回るところなど、名優と言われたワケがやっと分かった。森雅之が小さく見えた。♪ダンダンダダン・・・という音楽もいいですねえ。 (ゴメズ)[投票(2)]
★5オヤジの威張り方がいい。それを真似するお母さんもいい。 (pinkblue)[投票(1)]
★4「阪妻」こと阪東妻三郎の当り役のひとつに推したい。木下はこういう喜劇にも才能を発揮した。 (丹下左膳)[投票]