★3 | 優生思想に基づき惨殺し続けるという一方ならぬキャラ設定にしては、その殺人鬼の描き方がぬるい。全てを察知してるらしいエセル・バリモアも傍に居続けるので終盤が唐突でカタルシスに繋がらない。演出に抑制があるだけに目アップの反復は余計に思える。 (けにろん) | [投票] |
★3 | 殺人者の存在と執着心は、その瞳と足元のアップで強調される。カメラが横移動し犯人の足元がフレームアウト。そのままカメラは不安に動揺するドロシー・マクガイアを視界に捉え、さらに横移動して木陰から彼女をうかがう犯人の後ろ姿を同一カットに納める。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | とてもいいシーンが幾つもある。まずは冒頭の1906年の映画上映会。ドロシー・マクガイアが画面観て半泣きでいるカットが美しいんだ。映画を観ることを全肯定していて嬉しくなる。このスチールほしいなあ。 [review] (寒山拾得) | [投票(3)] |
★4 | 冒頭シーン。ホテルで無声映画の上映会が行われており、一見してD・W・グリフィスだと分かる。(IMDbで調べると『The Sands of Dee』という映画。)その後、ホテルの階上の部屋で足を引きずる女へディゾルブするのだが、もうこの処理だけでゾクゾクしてしまう。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★4 | 白黒でも、いろいろな色がある。黒い色にもいろいろな黒がある。手袋の黒と目玉の黒。らせん階段の手すりの影。どれも嫌な黒。 (カフカのすあま) | [投票] |
★4 | 反発覚悟で言ってしまおう、スリラーはモノクロのものだ、と。 [review] (モモ★ラッチ) | [投票(2)] |
★4 | プロットも編集も噴飯物なのだが、若い娘がらせん階段を降りていく画面構成だけは抜群のできばえ。蝋燭の明かり、ゆるゆると上昇し下降するキャメラ、雷鳴………完璧だ。 (ジェリー) | [投票] |