★3 | 好調時の黒沢にはしつこい脱線の愉しさがあっただろう、本作は簡潔に纏めて不足感。白眉は訳の判らない奥平大兼で、悪夢の生理が感じられる。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |
★3 | 老境に差し掛かる黒沢の70年代映画への郷愁を塗した出涸らし集大成の感があるのだが、乾いた反リアリズムの一方でナウな時代性への追っつかなさが露呈して気持ち悪い。『クリーピー』で到達した映画言語弄士の域からの後退。買えるのはバスシーンのみ。 (けにろん) | [投票(2)] |
★2 | 全ての登場人物が端っから心が抜き取られたような状態でのよ〜いドンなので変化に乏しいし、ある者は無理矢理なキャラに変貌してる。しかも総じて絵面が安いし、緊迫感のないドンパチは退廃を狙ったとしても目新しさが無かった。 (クワドラAS) | [投票(1)] |
★3 | 金を稼ぐことに没頭する奴がいる。没頭は視野狭窄的であり見えないにしろ見ないにしろ、稼げない奴は存在を否定されたと思い込む。現実社会ではそんな奴がときおり一人で自爆するのだが試しに集団にしてみるとエンタメ化する。で、それを外から見てる奴がいる。
[review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | 一昔、いや二昔前なら「不条理劇」に範疇されそうな物語だが、些細な反感、嫌悪がまん延し、陰湿な攻撃がありふれた今の世では、起こりそうというか、すでに起きているんじゃないかと思われるのが怖い。 [review] (シーチキン) | [投票(2)] |
★3 | これも勿論面白い。私の中で本作を位置づけて紹介すると、近作『蛇の道』よりも断然面白いと云いたい。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★5 | 黒沢清、本来の現代における不気味で意味不明な狂気というものに久々に挑戦した感があり納得です。快作です。 [review] (セント) | [投票] |