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[コメント] 枯れ葉(2023/フィンランド=独)
- 投票数順 (1/1) -

★4カウリスマキは勝てそうにない側に賭ける奴で、戦争がおきようが失職しようが、ロマンの方に張るという意思は強固だ。そのダンディズムが古くさいすれ違いメロドラマに息を吹きこむ。今どきタバコをバカスカと吸う映画を撮る非順応主義的態度も称賛に値する。 [review] ()[投票(4)]
★46年の雌伏期間を経て迷いはきれいに消えたけど折しも世界は混迷の極みに達する。そんななかで俺のオリジン、削ぎ落とされて残った根幹をやっぱ言っときたい。と出来上がった本作はエッセンスだけの純水のように澄み切っている。主演の2人も実に味わい深い。 (けにろん)[投票(3)]
★5オープニングがベルトの上を流れてくる生肉で、あ!「マッチ工場の少女」!とときめいた。カウリスマキの「一連の仕事や動作は丁寧にうつす」ところ素敵だよねー。歌や演奏の場面もだけど、とってつけた極短い挿入じゃないから、そこにはちゃんと物語がある。 [review] (tredair)[投票(3)]
★3溶明前にレジの音。開巻はスーパーマーケット。廃棄品をチェックするヒロインのアンサ−アルマ・ポウスティと、彼女を見る警備員のカチッとしたショットが繋がれる。警備員がアンサに気がある、という描写かと思った(険しい表情はフェイントかと)。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
★5愛に溢れた映画。泣いちゃったよ。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(3)]
★4解雇、怪我、紛失。身から出た錆か男の不運が続く。解雇、倒産、アル中嫌い。立ち直れそうでいて女の不運も続く。そんな二人の不器用な「出会い」もまた奇跡のように続く。富で愛は買えないが境遇は愛を育むのだ。カウリスマキのささやかで上品なプロレタリア映画。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4引退を撤回してまで言いたいことがあったカウリスマキ。 [review] (jollyjoker)[投票(2)]
★5フィンランドの市井の人々。蓄えがあるわけでもなく、仕事も最下層といえる重労働の毎日。それは男も女も分け隔てない。 [review] (セント)[投票(1)]
★4隣国で戦争が繰り広げられている現実の中で、もう若くはない独身労働者にとって非常に「刺さってくる」ファンタジー (TM(H19.1加入))[投票]