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[コメント] 危いことなら銭になる(1962/日)
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★3黒バックに札が舞うタイトルバック。誰があなたを殺すのかしら〜という女性(マーサ三宅なのか!)の歌。こゝからもうふざけているのだが、全編ふざけた魅力に溢れた映画だ。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★3守旧に徹する森繁駅前シリーズやモダンな植木無責任シリーズという強敵東宝喜劇に、半端な知性や人情はあっさり捨てて稚戯に徹する潔さ。この確信犯、面白かどうかは別にして嫌いじゃない。日活アクションの「嘘」を増幅した“ごっこ遊び”の銃撃戦は自己模倣の極み。 (ぽんしゅう)[投票]
★3たとえば、武智豊子の老醜が、シガーというガジェットによって好意的に包摂される。遁走する宍戸の、脱兎のようでいて同時に緩慢な逃げ足の醸すこそばゆい滞空感が、話のこうした親和力を象徴するかのようだ。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★3無責任シリーズへの対抗企画だったのだろうが、カットを割るのも面倒なのかと疑わせる鈍重な演出が蔓延、愉しませてくれない凡作。下膨れの浅丘ルリ子の熱演のみ価値があり、不思議と彼女のギャグだけ面白い。交番前の駐車とか。 (寒山拾得)[投票(2)]
★3時代を反映したカメラのアナログなお洒落さはいいが、同じく時代を匂わせるコメディセンスは序盤こそノスタルジーを喚起するものの、やがて地に足のつかない「不自然さ」が漂い、醒めてしまう。浅丘ルリ子の愛らしさのみはコメディの中でこそ開花する。 (水那岐)[投票(2)]
★3安藤の色彩設計に姫田の撮影というビジュアル面は過不足あろう筈なく中平演出もポイントを押さえるケレンがあるが、バディムービーを志向したと思しき人物配置はルリ子を除いて役不足。土台脚本がショボすぎるのだ。 (けにろん)[投票(2)]
★4まだまだ観るべき日本映画がある、と感じさせてくれた嬉しい一本。ポップそしてスピーディ。なんてキレがある作品だろう。テンポ良く展開されるアクションの連続性が観る者を惹きつけ、薄っぺらい構成が逆にギャグの価値、その娯楽性を高めている。 (リヤン)[投票]
★4宍戸錠は実際にメッサーシュミットを愛車にしていた時期があったらしい。この作品の前後だろう。それにしても浅丘ルリ子のかわいらしさよ! (elliott)[投票]
★3曲者揃いの役者の駆け引きが面白い。特に武智豊子が強烈。コミカルなのに、時折ハードで飽きさせない。浅丘ルリ子がカワイイ。 (直人)[投票]
★4スピーディーな展開にギャグを交えた演出が楽しい。[ユーロスペース2] [review] (Yasu)[投票]
★5初っ端のどなり「ヤバイこっとなっらぜっににっなるッ♪」から最後まで、もー、たーのしいったらない。デタラメでnonsenseで、ほんッと、イカス。(04.01.20@シネ・ヌーヴォ) (movableinferno)[投票]
★3やば〜いこ〜とな〜ら、ぜ〜にになる、って主題歌が最高。 (町田)[投票]
★4ヌーヴェル・ヴァーグに影響を与えた中平康が、60年代フランス映画のポップ・センスを逆輸入。浅岡ルリ子も珍しくキュート。 (リーダー)[投票]
★5強奪された紙幣用のスカシ入りみつまた紙と、偽札作りの名人である老人(左卜全)をめぐって、悪党たちが争奪戦を繰り広げるピカレスク・コメディ。とにかく展開がスピーディで洒落た映画。登場人物たちが交わす早口で歯切れのいい台詞の応酬の気持ちいいこと。60年代の日本映画にこんな傑作があったのか。 (はるきち)[投票]