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[コメント] 無言歌(2010/香港=仏=ベルギー)
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★3捜索者』を想起せずにはおれないジョン・フォード的、西部劇的風景の広がる映画なのだが、その画面の風合い(リッチさというか)は全然違う。デジタル撮影だからなのか、或いは空気や風の状態、光線の状態が異なるからか。 [review] (ゑぎ)[投票]
★4大きな大きな空にもしやと思ったが、シュー・ツェンツーがドアに佇むショットを観て確信に変わる。これはジョン・フォードだ。洞窟内の照明もフォード。反右派闘争時の収容所ものなのに、画面上では何故かフォードを連想させるショットが続く、その異常事態にたまげる。 (赤い戦車)[投票(1)]
★5死の家の記録だ。「溝」という原題が相応しい。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★4観ているだけでこちらまで吐き気がし、体中がむくみ、ただれ、砂埃にまみれ、凍えてくるような映画でした。ひたすら辛かった。 [review] (味噌漬の味)[投票]
★4「砂漠」と「穴蔵」という究極かつ必然の空間対照を根幹に、生存の過酷が正確に衣・食・住の挿話/細部として撮られ、ぞんざいに隣り合わされた生と死は具体として立ち現れる。生者が「まるで墓のような」穴蔵に居住する一方、死者が眠る墓は「穴を掘る」と対の運動として「土を盛ら」れた土饅頭である。 (3819695)[投票]
★3追い詰められ、すべてを奪われた人々の無念が描かれる。彼らは権力に抗うわけでもなく、体制の矛盾や理不尽を告発するわけではない。まして思想を論じたり矛先を党や個人に向けることもない。彼らには、もはや時代や状況を恨む力など残っていない。究極の奪取だ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4こういう映画ってコメントがしづらい。文革前の毛沢東の失策を題材にしているのだが、それが人間として重過ぎてそれに比重がかかり過ぎる。映画としての出来はその事実に圧倒されどうでもよくなるぐらいなのだ。 [review] (セント)[投票(4)]