[コメント] 八日目の蝉(2011/日)
誘拐犯、誘拐された娘、娘の実母、娘を取材に来た女、うら悲しい孤影を心に潜ませている女達の姿は、意識的に夜か雨天か曇り空の微光にのみさらされる。ゆえに小豆島に射す雲の絶え間の日の光が美しい。命の容器であると同時に宿命の檻にもなる親をめぐる苦渋に満ちた模索の記録。
(ジェリー)
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