shionoさんのコメント: 点数順
生活の設計(1933/米) | ホプキンスの牽引力と、騎士道を忘れない二人の男。贅肉のない設定を演出で膨らませていて、マーチ言うところのハイクラスのコメディになっている。冒頭の客車シーンに代表されるサイレントのおもしろさ、フランス語と英語の切り換えなど、細部もまた楽しい。 | [投票(1)] | |
つばさ(1927/米) | 自分が今まで見てきた中で古さでは五指に入る、それだけでも見た甲斐あり。戦前の映画には紗のかかったファンタジックなムードがあるが、この作品のクララ・ボウもまたしかり。『アビエイター』に影響を与えたであろうドッグファイトも見ごたえがあった。 | [投票(1)] | |
エル・ドラド(1966/米) | クライマックスシーンにはいろいろな意味で驚いた。 [review] | [投票(1)] | |
さびしんぼう(1985/日) | クライマックス、漁港から石段までのシークエンスがどうにも好きでたまらない。 [review] | [投票(1)] | |
現金に体を張れ(1956/米) | 先がどうなるのかを少しずつ見せられていく緊迫感がたまらない。語り口が緻密で機能的であると同時に、主人公の知性と泥臭さを兼ね備えた肉体性も印象に残る。 [review] | [投票(1)] | |
ホリデイ(2006/米) | 年末には帰省しましょうよ、という、アメリカ人のイギリス詣での話。 [review] | [投票(1)] | |
デュー・デート 出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断(2010/米) | コメディ映画は言葉の問題や笑いのセンスが気がかりだが、この映画にそんな心配は無用だ。キャラクター重視のストーリーには一本筋が入っており、その大らかで快活な語り口に元気をもらう。 | [投票] | |
エクリプス トワイライト・サーガ(2010/米) | このような原作物、シリーズ物はまずは制作を称えるべきである。時をおかずに次回作が公開され、愛着のあるキャラクターにまた会えるという楽しみはファン冥利に尽きる。 [review] | [投票] | |
バイオハザード IV アフターライフ(2010/米=英=独) | 映画版オリジナル要素を捨ててヴィデオゲームに寄り添った世界観がよい。緻密な画は3Dとマッチしており、アクション中の役者の表情にも繊細な演出がある。多彩なサウンドトラックもいい。 [review] | [投票] | |
リトル・チルドレン(2006/米) | かつてのハリウッド映画はメロドラマをこのようには描かなかった。メロドラマが発展的にそのパロディとしてひとつのジャンルを形成したのがトラジコメディ(悲喜劇)である。 [review] | [投票] | |
オー!マイ・ゴースト(2008/米) | デヴィッド・コープの作品なのでWOWOWで鑑賞。脚本家の監督作にありがちな構造主義的な欠陥はない。それは主演のリッキー・ジャーヴェスの好演に因るものだ。彼への感情移入のあり方は、一流のハリウッドスターのそれとはまったく別種であり唯一無二といえる。一見の価値あり。 | [投票] | |
アパルーサの決闘(2008/米) | 多種多様な見せ場を盛り込んだ娯楽西部劇。モーテンセンの造形に惚れる。ゼルウィガーに愛すべきポイントは見当たらず、俳優エド・ハリスは健闘。パーカー原作の続編は主演モーテンセン、監督ハリスで見てみたい。 | [投票] | |
理想の彼氏(2009/米) | メインタイトルから超高速の語り口で、一気に中盤まで駆け抜ける。この間の情報量の多さといったら半端ではない。映画人にとって最も魅力的な街ニューヨークのローカル色が感じ取れる秀作。 [review] | [投票] | |
ウォッチメン(2009/米) | キューブリックの風刺、ニコラス・ローグの映像フェティズム。シニカルな英国的史観に引き込まれた。俳優がいいからキャラクターも生きている。監督は独善に陥らず、原典への崇拝を感じる誠実なアダプテーションだ。 | [投票] | |
NY検事局(1997/米) | 対立、葛藤、継承といったオーソドックスな人間ドラマの要素をストレートに語った主流派の風格がある。一方、これが90年代の映画とは俄かに信じがたい古めかしさもあり、それは照明や、殊に女性のメイクアップに感じられもするのだが、そこも踏まえて新・古典として見ておいて損はない。 | [投票] | |
母は死なず(1942/日) | むしろ「妻は死なず」だろう。菅井一郎が入江たか子に寄せる男の情念は揺るぎない。 [review] | [投票] | |
ステップ・アップ(2006/米) | チャニング・テイタムの圧倒的な身体性と寂しげな表情がいい。アートスクールが舞台だから、若き俳優たちの自伝的要素も投影されている。そうした記録的側面は優れた青春映画の必要条件といえるだろう。 | [投票] | |
無頼より 大幹部(1968/日) | シリーズ物の鋳型に嵌る以前の、渡哲也と舛田利雄監督の共同作業としての主人公の育成過程が、生々しくフィルムに刻まれている。(シリーズ作品についても言及) [review] | [投票] | |
ハプニング(2008/米) | ほとんど何も語りかけてこないに等しいのに、よくこれで映画になるなぁと感心する。普通に撮った普通のショットの集合体だけで構成された、絵コンテに忠実な古典映画のようだ。 [review] | [投票] | |
ブレックファスト・クラブ(1985/米) | 終盤も期待を裏切らないが、前半30分の爆笑ものの会話劇、中盤30分の室内空間の使い方と、それぞれの面白さが楽しめる逸品。 [review] | [投票] |