Kavalierさんのコメント: 点数順
セブン・イヤーズ・イン・チベット(1997/米) | 文芸映画(実話)を娯楽映画(ハリウッド映画)の作劇法で料理すると、「わかりやすさ」が映画を歪にする。 [review] | [投票(3)] | |
バガー・ヴァンスの伝説(2000/米) | これってロスト・ジェネレーション?、あんまり詳しくないけど・・・。→ [review] | [投票(3)] | |
北京ヴァイオリン(2002/中国=韓国) | 古い邦画等で使い古された題材だが、この映画が有効なのは中国は未だに近代化の渦中にあるからだろう。 [review] | [投票(2)] | |
トゥー・ウィークス・ノーティス(2002/米) | 「ガサツでチャーミングな女性」、「ナイーブな女たらし」と、近作において路線転換した主役の2人が、それぞれその転換した役柄を演じる。 [review] | [投票(2)] | |
リベリオン(2002/米) | 「ガン・カタ」はもちろん、低予算を逆手に取った社会・全体主義を徹底した荒涼な世界観がタマラナイ。十分に使用されずに捨てられた魅力的な設定は数あれど、騙し騙されな展開は監督の脚本履歴からかな。エミリー・ワトソンの発狂0.5秒前演技にドキドキする。続編希望。 | [投票(2)] | |
アダプテーション(2002/米) | 悪くない、というか積極的に支持したい。 [review] | [投票(2)] | |
悪の階段(1965/日) | 再現度80%のフィルムノワール。想像するに作り手の「ジャンル・ノワールを作ろう」とする意図が、分かりやすい予定調和や説明セリフといった欠点になっているような気もする、が、映像と役者陣の演技と音楽のキレには痺れた。 | [投票(2)] | |
恐怖のメロディ(1971/米) | あのラストが語る物は。 [review] | [投票(2)] | |
靴をなくした天使(1992/米) | 現在においてキャプラ的ファンタジーをもう一度翻意させようと、様々エクスキューズを行う脚本の妙が楽しい。ダスティ・ホフマンは女性であるとか神、そしてこの作品のように、リアルでない役柄の演じさせたほうが非常にハマル。 | [投票(2)] | |
ギルダ(1946/米) | 変な映画。舞台も、恋愛も、友情も、諜報も、カジノも、ナチスも、ナレーションも、「胡散臭さ」にしか貢献していない。登場人物達の行動動機も意味不明な部分も多い。しかしその「胡散臭さ」で惹きつけてられ30分ごとに、ヘイワースが唐突に歌って踊るのが続くとストーリーなんぞどうでもよくなってくる。 [review] | [投票(2)] | |
波止場(1954/米) | 全編ロケ撮影らしいが、後半の重要な車中のシーンはなぜお笑い番組のようなあんな安っぽいセットでの撮影なのだろう。過剰な音楽演出も含めて興を削がれるシーンが多い。 [review] | [投票(2)] | |
ベルリン・天使の詩(1987/独=仏) | 適当に撮影した後に編集で繋いだなんて思わせないほど、一貫した演出下に置かれた膨大な空撮と移動撮影に音、セリフ、音楽が加味されたコンティニュイティの圧倒的な結実を見た時、ストーリーなんてどうでもよくなってしまうのだった。[2003.3.1] | [投票(2)] | |
祇園囃子(1953/日) | 自立した女性として倫理観を通そうとする2人に、戦後民主主義(資本主義)が、変わりゆく祇園の世界に、男に、形を変えて襲いかかる。 [review] | [投票(2)] | |
大いなる西部(1958/米) | ペックはパターナリズムに毒された策士だ、このような人物を、他人を教化しうる清廉な人物として描くことには表現上の欺瞞を感じる。しかしながら、貧富や人間の清濁さといった概念を上方と下方の対比としてビジュアル化したワイラーの表現・演出力は、黒澤の『天国と地獄』にも決して劣らない。 [review] | [投票(2)] | |
ラスベガスをやっつけろ(1998/米) | 外来者のようで当事者のような意味不明な視点を、主人公達に背負い込ませてて、70年代を料理したのは上手い。何にも既視感を抱かせないほどの、トリップシーンは逆に現実と虚構の差異を際だたせることになって、時代の虚飾性を象徴している。 | [投票(2)] | |
アイス・ストーム(1997/米) | アメリカでは70年代から表面化した所謂「核家族」の問題。日本じゃNHKあたりが無味乾燥な2時間ドラマにしがちな題材を、ここまで美しい映画にしたアンリー。 [review] | [投票(2)] | |
若草物語(1994/米) | 追加されたフェミニズム的要素が、ジョーを筆頭にした4人姉妹ををよりいっそう魅力的にしている。例えば、「勝ち気な女の子はヒステリー持ち」のようなステロタイプな表現がないこと。 [review] | [投票(2)] | |
ゲット・ア・チャンス!(2000/米) | 人間、女性、猫科に属す。元野良猫は刺激がないと家出します。日常の変化を嗅ぎ取って新しい扉を開けるのは女性のほうが得意なのかもしれない。 | [投票(2)] | |
ゲーム(1997/米) | バカミスとして見たらけっこう面白い。 [review] | [投票(2)] | |
ダークシティ(1998/米) | 元ネタが、鑑賞中に脳裏からぞろぞろ出てきて、笑いながら楽しめる。どこまでが元ネタありでどこまでがオリジナルがはっきりしないから、真面目には鑑賞できない。 | [投票(2)] |