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ガブリエルアン・カットグラさんのあらすじ: 点数順

★5天使が隣で眠る夜(1994/仏)舞台は現代フランス。印刷会社に勤める初老の男シモン(ジャン・ヤンヌ)は、ある日張り込み中の若い刑事と偶然知り合うが、彼は何者かに撃たれ昏睡状態になってしまう。シモンはその真相を追って旅に出る。…一方、宿無しの老賭博師マルクス(ジャン・ルイ・トランティニャン)は、ひょんなコトから天使のように無邪気な青年ジョニー(マチュー・カソビッツ)と出会い、彼につきまとわれる内にやがて行動を共にしていく。…やがて、彼らは…。男たちの奇妙な友情を繊細なタッチと不思議な優しさで綴った、感動のサスペンスドラマ。(本篇100分:1994年カンヌ国際映画祭カメラ・ドール賞(ジャック・オーディアール)受賞作品)[投票(1)]
★5レッドロック 裏切りの銃弾(1992/米)舞台は現代アメリカ。足が悪いため重労働ができない男・マイケル(ニコラス・ケイジ)が職を求めて西部の田舎町・レッドロックを訪れる。ところが彼は、乗ってきた車のナンバーのせいでバーテンのウェイン(J・T・ウォルシュ)に殺し屋と人違いされ、妻スザンヌ(ララ・フリン・ボイル)の殺害を依頼される。訳も判らぬまま金を受け取り彼女の元へ向かったマイケルだが、その妻からも夫殺しの依頼を受けてしまう。…こんなコトには付き合いきれない…保安官に密告の手紙を書き、自分は金を持って逃げ出すマイケルだったが…。平凡な男の奇妙な体験をサスペンスフルに描いた、ハードボイルド・ミステリーの隠れた秀作。(本篇99分)[投票(1)]
★5暗黒街の弾痕(1937/米)舞台は現代アメリカ。三度目の刑期を終えて出所したエディ(ヘンリー・フォンダ)は、自分を弁護してくれた弁護士事務所で働く恋人ジョー(シルビア・シドニー)と結婚する。定職にも就き、今度こそ更生する決意の固いエディであったが…前科者に対する世間の目は冷たく、程なく仕事もクビになってしまう。次第に荒んでいくエディ。…そんなある日、銀行強盗事件が発生。現場にはエディの帽子が残されていた…。「ボニー&クライド」の話をベースに巨匠フリッツ・ラング監督が描いた、30年代ハリウッドを代表する社会派ドラマの傑作。(本篇87分)[投票(1)]
★5夕陽の群盗(1972/米)南北戦争下のアメリカ。軍隊による徴兵を逃れるため、親元を離れて町へとやってきた青年ドリュー(バリー・ブラウン)。荷馬車に乗って西部へと向かう予定にしていたのだが、同じような境遇で泥棒のジェイク(ジェフ・ブリッジズ)に有り金をすられてしまう。やがてジェイクと再会したドリューは、「町で馬車を待っていれば軍隊にすぐ捕まってしまう」と諭され、彼の仲間達と共に西部を目指すことになる。生きるため、強盗を繰り返しながら…。『クレイマー、クレイマー』の名匠、ロバート・ベントン監督がベトナム戦争を下敷きに描いた、アメリカン・ニューシネマの流れを汲む異色の西部劇ドラマ。(本篇93分)[投票(1)]
★5ときめきに死す(1984/日)舞台は現代日本・夏の北海道の田舎町。とある「組織」の「仕事」のため、謎の男・工藤(沢田研二)がやって来た。彼の世話役として「組織」に雇われた元医者の中年男・大倉(杉浦直樹)は工藤を連れて別荘へと赴く。「仕事」の時が来るまで、そこで彼の面倒を見るためだ。…やがて「組織」から若い女・ひろみ(樋口可南子)がふたりの元へと派遣され…3人の奇妙な共同生活が始まる…。『失楽園』、『模倣犯』の森田芳光監督が『家族ゲーム』の後に放っていた異色のハードボイルド・サスペンスドラマ。(本篇105分)[投票(1)]
★5ボディ・スナッチャー 恐怖の街(1956/米)時は現代…米・カリフォルニアのとある小さな町。学会出席から数週間ぶりに帰ってきた町医者のマイルズ(ケビン・マッカーシー)は、奇妙な違和感を感じていた。一見いつもと変わらない町の人々の様子がどこかおかしい…まるで人が変わったかのように。…やがて恐るべき戦慄の事実を突き止めたマイルズは、この未曾有の危機を全世界に知らせるべく、かつての恋人ベッキー(ダナ・ウィンター)と共に町からの脱出を図るのだが…。ジャック・フィニーの小説「盗まれた街」を、『ダーティハリー』のドン・シーゲル監督が映画化した侵略SFの古典的名作。脚本にサム・ペキンパーが参加している。(本篇80分:日本劇場未公開作品)[投票(1)]
★5フランケンシュタイン(1931/米)「死」を乗り越えたその先に待ち受けるものはいったいなに?…人類史のある時代…今よりも「死」がより身近であった時のおはなし。医学博士のフランケンシュタイン(コリン・クライブ)は助手のせむし男・フリッツ(ドワイト・フライ)と共に人間の死体集めに奔走していた。「死体を繋ぎ合わせて新しい生命を生み出す」…あるいは狂気だったのかもしれない。だがそれは、ある嵐の夜ついに具現化する。…「It's Alive…It's Alive!」…19世紀に活躍した女流作家メアリー・シェリーが19歳で書き上げた恐怖の物語を、稀有の人材ボリス・カーロフにより映像化した怪奇映画の金字塔。(本篇70分)[投票(1)]
★5東京フィスト(1995/日)舞台は現代の東京。サラリーマン・義春(塚本晋也)は、ある日旧友であるプロボクサーの拓司(塚本耕司)と再会する。…以来彼は義春のまわりに付きまとい、恋人のひづる(藤井かほり)までも誘惑し始める。…やがてひづるは拓司の元へ。逆上した義春は拓司のアパートへ押しかけるが、拓司のパンチで返り討ちに。…ひづるを取り返すべく、ボクシングジムへ入門する義春。自らを鍛え上げる拓司。そしてそんな彼の肉体に魅せられ変わっていくひづる。…かくして三つの有機体は極限へと向かう…。鬼才・塚本晋也監督が描く異色ボクシング映画。(本篇87分:サンダンス・フィルム・フェスティバル・イン・トウキョーグランプリ受賞作品)[投票(1)]
★5チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976/米)時は現代。LAの裏町でクラブを経営する男・コズモ(ベン・ギャザラ)。クラブの出し物は踊り子達のストリップと芸人Mr.ソフィスティケーション(ミード・ロバーツ)のトークだ。店はそれなりに繁盛…借金も返し終えたコズモは、ある晩踊り子達を従えて街へと繰り出すのだが、とある秘密クラブでのポーカー賭博に引っかかり、マフィアに多額の借金をしてしまう。ところがマフィアは借金の帳消し話を持ちかけてきた。対立するボス、チャイニーズ・ブッキーを殺せ…という条件付きで…。「NYインディーズの父」と称されるジョン・カサベテス脚本&監督作品。(本篇107分)[投票(1)]
★512人の怒れる男 評決の行方(1997/米)舞台は現代のNY。アパートで男がナイフで殺害され、男の18歳の息子が逮捕された。…ナイフは少年の持ち物と同じ。少年は日頃から自分に暴力を加える父を恨んでいた。少年が父の胸を刺すのをこの目で見た。…様々な証拠と証言が裁判で取り扱われた後、12人の陪審員による最終評決が行われる。誰もが少年の有罪と死刑を疑わない中で、しかし、陪審員8番(ジャック・レモン)はただひとりそれに異を唱え始める…。シドニー・ルメット監督の同名作品をウィリアム・フリードキン監督がTVドラマとしてリメイクした社会派ドラマの力作。(本篇117分:1997年ゴールデングローブ助演男優賞(ジョージ・C・スコット)受賞作品)[投票]
★5アメリカン・ゴシック(1988/英=カナダ)舞台は現代アメリカ。かつて事故で自分の赤ちゃんを亡くしたため精神を病んでいたシンシア(サラ・トーゴフ)は、夫や仲間達と一緒に静養のため自家用セスナでバカンスへ出かける。だが途中でセスナが故障…一行はどことも知れぬ島へ不時着してしまう。人が住んでいる気配のないこの島で、やがてシンシア達は、電気や機械などの文明の利器を全く使わず、まるで1920年代のような生活様式を頑なに守る“パパ”(ロッド・スタイガー)と呼ばれる男の一家と出会うのだが…。『ヘルハウス』のジョン・ハフ監督が手掛けたショッキングホラー。(本篇89分)[投票]
★5パルコフィクション(2002/日)渋谷ビル「パルコ」を舞台にした爆笑オムニバス。●第1話「パルコ誕生」:新名称「パルコ」が決まるまでの信じられない?過程とは…●第2話「入社試験」:パルコの入社試験で失敗した花子。だが「これを開けなければ合格」と面接官から封筒を渡され…●第3話「はるこ」:パルコのCMで名前を呼ばれたと勘違いするはるこばあちゃんが心配な孫娘のイズミは一計を案じるが…●第4話「バーゲン」:狙っていたワンピースがセールでなくなりかけ、店員の鈴子はとっさにそれを隠してしまうが…●第5話「見上げてごらん」:上を見上げると気絶する奇病の持ち主美都子。でも彼女をさりげなく支える警備員がいて…●…and「ポップコーンサンバ」(本篇65分)[投票]
★5凶人ドラキュラ(1966/英)ヘルシング教授との死闘の末、陽光に塵と消えた魔人・ドラキュラ伯爵(クリストファー・リー)…しかし数世紀に及ぶ忌まわしき吸血鬼の恐怖は、10年たった今なお人心に暗い影を落としていた。そんなトランシルヴァニアを妻と兄夫婦を連れて旅行する英国人のチャールズは、とある酒場で知り合った神父から「カールスバッドの城に行ってはならぬ」と警告を受ける。だが夕暮れ時の道中、その城を目にし恐怖に怯える御者から荷物ごと馬車を追い出された一行は、やむなく城にて一晩を過ごすことになる。…そこで彼らを待っていたのは…。『吸血鬼ドラキュラ』、『吸血鬼ドラキュラの花嫁』に続くゴシック・ホラーシリーズ第3作。(本篇90分)[投票]
★5ビッグ・アメリカン(1976/米)1885年のアメリカ。作家のネッド(バート・ランカスター)に見出され、今では「ワイルド・ウエスト・ショー(先住民族を金で雇い、西部開拓の冒険を観客に見せるアトラクション)」で大スターとなった男、バッファロー・ビル(ポール・ニューマン)。だがショーマンと成り下がったビルにネッドは非難の目を向ける。…ビルはそんなことはおかまいなしに、次のショーの目玉として、スー族の有名な酋長、シッティング・ブルと出演契約を結ぶのだが…。西部開拓時代の実在のヒーローを大衆受けするショーマンとして描いた、ロバート・アルトマン監督の異色西部劇。(本篇104分:1976年ベルリン映画祭金熊賞受賞(受賞辞退)作品)[投票]
★5なみだ川(1967/日)時は江戸時代。お人好しでおっちょこちょいの姉おしず(藤村志保)としっかり者で器量良しの妹おたか(若柳菊)は、年老いたやもめの父と三人で仲良く江戸の町で暮らしていた。…ある日、おたかに縁談話が持ち上がる。相手は豪商・信濃屋の若旦那…またとない良縁のはずだが、おたかは断ってしまう。まだ嫁いでいない姉のこと、そして定職に就かず道楽三昧の兄英治(戸浦六宏)のことを思ってのことだった。…はたして、その兄が金を無心に姉妹の元を訪ねて来て…。作家・山本周五郎の小説「おたふく物語」を、大映の名職人監督三隅研次が映画化した人情時代劇。(本篇79分)[投票]
★5聖バレンタインの虐殺 マシンガン・シティ(1967/米)1920年代末、禁酒法下の米・シカゴ。闇酒場の用心棒から身を興し、わずか6年たらずで暗黒街の帝王にまで成り上がったギャングスター、アル・カポネ(ジェイソン・ロバーズ)。頂点に立ったカポネだが、最近自分の縄張りを荒らすラモン一家から命を狙われるようになる。ビジネスを心配する部下たちの反対を押し切り全面戦争を命令するカポネ。同じくカポネを抹殺すべく行動を開始するラモン一家。血で血を洗う抗争はやがて…。B級映画の帝王ロジャー・コーマンが、彼に似合わぬ?大予算を得て米ギャング史上に悪名高き「聖バレンタイン大虐殺事件(1929年2月14日)」をドキュメンタリータッチで映画化したギャング映画。(本篇100分)[投票]
★5極道黒社会 RAINY DOG(1997/日)「媚びるな!…お前は、犬じゃないんだ…」…舞台は現代の台湾・台北。兄貴分との諍いから日本を離れたやくざの優児(哀川翔)は、今では日本からの刺客・本阿弥(田口トモロヲ)に命を狙われつつ、地元のマフィアに殺し屋として雇われている。…ある日、昔の女から「アンタの子」として口のきけない少年チェン(何建賢)を押し付けられた優児は、やむなくその子と暮らし始めるのだが、そんな彼に敵対組織のボスの暗殺命令が下り…。三池崇史監督の「黒社会」三部作の第2弾。全篇台北ロケを敢行し、雨の降りしきる異国の街を彷徨う日本人ヒットマンの姿を描いた、ハードボイルドロマンの隠れた秀作。(本篇95分)[投票]
★5許されざる者(1992/米)「これは、私が作る最後の西部劇だ」…西部開拓時代のアメリカ。かつて悪逆の限りを尽くしたアウトロー・マニー(クリント・イーストウッド)。妻を亡くし、今ではふたりの子供と堅気の生活を送っていたが暮し向きは楽ではなかった。…ある日、娼婦の顔に傷をつけたカウボーイに賞金がかかったとの話を耳にしたマニーは、生活の為再び銃を取ることを決意する。…だが、彼の前には町の平和を守る厳格な保安官・ダゲット(ジーン・ハックマン)が待ち構えていた…。“セルジオとドンへ”…イーストウッドが万感の想いを込めた、珠玉の西部劇。(本篇131分:1992年アカデミー作品・監督・助演男優(ジーン・ハックマン)・編集賞受賞作品)[投票]
★5バーバー(2001/米)1949年の米・カリフォルニア。理髪店の娘ドリス(フランシス・マクドーマンド)と結婚し、義兄の営むその店で働く寡黙な男・エド(ビリー・ボブ・ソーントン)。ある日、客のひとりから「ドライクリーニング(当時はまだ普及していなかった)」という新しい事業を始めたいとの話を聞いたエド。1万ドル必要だというその話に、エドは、妻の不倫相手を強請ることを思いつく。…だが彼は知らなかった。その時から自分の人生の歯車が少しずつ狂い始めていたことを…。フィルムノワールを思わせる渋いモノクロ画面で迫る、コーエン兄弟の不条理犯罪劇。(本篇116分:2001年カンヌ国際映画祭最優秀監督賞(ジョエル・コーエン)受賞作品)[投票]
★5アザーズ(2001/米=仏=スペイン)1945年の英・チャネル諸島・ジャージー島。霧に包まれた屋敷の中で、出征した夫の帰りをふたりの子供(姉弟)と共に待つ妻・グレース(ニコール・キッドマン)。子供達は極度の光アレルギーで日光に当たると命にかかわる為、全てのカーテンは閉じられ、全てのドアはロックされていた。…ある日、「男の子を見た」と言い出す娘。屋敷内にいるのは家族3人と召使が3人だけのはず。…それとも他の何か(The Others)が?無論一笑に付すグレースだったが、やがて奇妙な怪現象が起き始め…。『オープン・ユア・アイズ』の鬼才アレハンドロ・アメナバール監督が、トム・クルーズの製作下で完成させた会心のゴシック・ホラー。(本篇104分)[投票]