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若尾好きさんのお気に入りあらすじ

祇園囃子(1953/日)★4 元・芸者の母を亡くした栄子(若尾)は行き場を無くし、母の友人であった芸妓の千代春(木暮)を訪ねてくる。「アタシを舞妓にしてください!精進します。弱音を吐いて途中で諦めたりしませんから!」と頼み込むのだった。栄子の父親はかつて懐具合も良かった繊維会社の社長であったが、今は会社も左前。他に頼る当てもなく、自活の道を探っているらしい。千代春は栄子を引き受けて、芸事一般を仕込む事にする。それから一年、栄子は千代栄と名乗ってお座敷デビューを飾る。すると早速、千代栄の処女を頂こうとスケベオヤジが言い寄ってくるのだった・・・ (ボイス母)[投票(1)]
積木の箱(1968/日)★3 北海道全土を牛耳る実業家の一家。ある、爽やかな日曜日、朝食後に一番上の姉と実の父が激しくまぐわっているのを偶然目撃した一人息子の一郎(中三)は、衝撃を受ける。「何故父が独身の姉と?」コレは何なのだ?近親相姦なのか?何故母は見てみないふりをしているのだろう?一郎の脳裏には悶々と全裸で絡み合う父親と姉の姿が何度もよぎる。スッカリ自宅で食事を摂るのに嫌気がさした一郎は、学校前の牛乳屋でパンと牛乳を買い、朝食にする習慣が付いてしまう。その牛乳店の女主人が、女手一つで五歳の息子を育てている久江(文子タン)であった。久江の優しい人柄にひかれながらも、ついつい彼女の下着を盗んだりする悪い子な一郎クンであった・・・・ [more] (ボイス母)[投票(2)]
眠狂四郎勝負(1964/日)★4 市川雷蔵永遠の当たり役「眠狂四郎シリーズ」の、事実上出発点となった第2作目。本篇あらすじは甘崎庵さんにお任せして、この作品の製作秘話はちょっと素敵な話なので解説で→ [more] (AONI)[投票(11)]
奇跡の丘(1964/伊)★4 「マタイ福音書」を一字一句変えず忠実に映画化。 イエス・キリストの生涯を描いている。以下、 字幕で出るエピソードは、 〔処女懐胎〕〔イエスの誕生〕〔イエスの受洗〕〔荒野の断食〕 〔悪魔の誘惑〕〔最後の晩餐〕〔ゲッセマネの祈り〕 〔ゴルゴダの丘〕〔復活〕。 [more] (マグダラの阿闍世王)[投票(4)]
雁の寺(1962/日)★3 見事な雁の襖絵がある京都の由緒ある寺。その襖絵を描いた絵師(鴈治郎)がある日突然、ポックリ亡くなってしまう。寺の住職は戒律に反すると知りながら、その絵師の愛人(文子タン)を強引な方法で引き継ぐ。自分の寺に住まわせて夫婦同然の暮らしを始める。寺の小坊主(高見国一)は、住職のキビシイ愛の鞭を受けながら、僧侶の修行を続けていたが、夜ごとの住職とその愛人の「あっはんうっふん」の気配に煩悩がムクムク湧き出るバカリ。思わず、硯を擦る手に異様に力がこもって、「ごぉ〜〜し!ごぉ〜〜しっ!!」と擦り上げるのだった!しかも、ナンダカ奥様ったら自分を誘惑しているカンジ!?その眼はナニ??あ、あ、イケマセン!奥様ぁ〜〜 [more] (ボイス母)[投票(2)]
ぼんち(1960/日)★3 「きくぼん」と呼ばれる大阪船場の大店の跡継ぎ息子(雷蔵)、放蕩が過ぎて見合い結婚させられる。トコロが、母ちゃん&婆ちゃんの「実の親子姑軍団」が「今月は嫁(玉緒)の月のモノ、遅ぅないか?ややこ出来たん違うか?」と、ぼっとんトイレの中まで竹竿でかき回してチェックする始末。「このままではお腹の子供もろとも苛め殺されてしまいますぅ〜」と嫁は実家に逃げ帰り、そこでコッソリ出産してしまう。コレが「姑軍団」の逆鱗に触れ、「しきたりを守れんようでは、ウチの嫁とは言えまへん!」と跡継ぎ赤子を取り上げて、嫁を離縁させてしまう。妻の居なくなった「きくぼん」は、放蕩の日々へと戻ってゆく。無邪気で元気者な芸者、デカダンなカフェーの女給、もち肌で包み込むような優しさのある芸者・・・それぞれの女の味を楽しむかのように。 [more] (ボイス母)[投票(3)]
日本橋(1956/日)★4 日本橋稲葉屋のお孝(淡島千景)は滝乃屋の清葉(山本富士子)と張り合っている。お孝は清葉に袖にされた男を半ば当てつけで拾い上げては捨てており、その中の一人伝吉(柳永二郎)はお孝のために家財をなくすほど入れあげていた。ある夜お孝は一石橋で清葉に振られた医学士葛木(品川隆二)と出会い、心から愛するようになる。が、葛木の心には行方不明の姉の姿と重なるように清葉が居続けており、やがて葛木はお孝のもとから離れていく。  お孝・清葉・伝吉・葛木それぞれにその想いはすれ違い、やがてそれはすさまじい結果となって日本橋の一画を燃え尽くしていく・・・。 (3WA.C)[投票(3)]
あなたと私の合い言葉 さようなら、今日は(1959/日)★5 東京の自動車会社に勤める和子(若子文子)には大阪に半次郎(菅原謙二)という婚約者がいるが、職を失った父(佐分利信)とスチュワーデスの妹(野添ひとみ)の世話があるため結婚に踏み切れない。そこで和子は大阪にいる親友の梅子(京マチ子)に頼んで半次郎との婚約解消を申し出る。ところが梅子は半次郎に一目惚れし、仕事第一だった今までの生活を振り切るように強引に求愛する。一方、自分が和子の幸せの妨げになると気づいた父は、「人間は一人で生まれて、そして死ぬまでたくさんの物を集め、かえって自分を不自由にしてしまう。だから、お互い捨て会おう」と告げ、和子の自立を促すのだった。 (3WA.C)[投票(1)]
少年(1969/日)★4 「僕ねぇ、車に突き当たるの恐くなんかないよ」・・・少年の「仕事」は当たり屋だ。いつも生傷が絶えず、全国各地を転々とする為に学校にも通っていない。父(渡辺文雄)は戦傷を言い訳に仕事をせず、継母(小山明子)と少年(阿部哲夫)が車に轢かれては示談金を騙し取って生活している。今日も少年の背中を継母が押す、車にめがけて・・。継母の語る「学校に行かせたい」という言葉に希望を見出す少年は、幼い弟にウルトラマンの話をいつも聞かせてやっている。「正義の味方がやってきて、悪い奴等をやっつけてくれるんだ」もう今では継母に背中を押されなくても自分から飛びこむ事が出来るようになった。 (sawa:38)[投票(5)]
浮草(1959/日)★4 街に一座がやってくる。今度は歌舞伎。この間のストリップは良かったねぇ、などと話つつ、駒十郎一座の御到来だ。一座の若い衆は、宣伝がてら「お!いい女」とめぼしをつけつつ街を練り歩く。親方(中村鴈治郎)は「ちょいといってくらぁ」と、いい仲の姉御(京マチ子)に断って、お得意様へ挨拶を…と、出かけるが、出向いた先は小料理屋。女将(杉村春子)が奥から「おいでやす」ともてなすが、既にただの女将と客の関係ではない感じ。目が違う。もう以心伝心な感じ。そして、話は女将の息子(川口浩)の近況の話になると、親方は嬉しそうに何度も何度も頷くのだ。そして、ウワサの息子が帰ってくると、「おっきくなったなぁ!」と大喜びするのだった。 (ピロちゃんきゅ〜)[投票(6)]
CAT’S EYE キャッツ・アイ(1997/日)★1 全身ビチビチの黒ボンテージでビシッと決めて、ネコ耳も可愛らしくもニャオ〜ンと体をしならせる3匹の泥棒ネコ(長女・泪=藤原/次女・瞳=稲森/三女・愛=内田)。キャッツ・アイと呼ばれ、スポーツ新聞の1面さえも占拠するメスネコ達は今日も軽やか鮮やかに盗みを働き、執ように追っかける刑事・内海俊夫(原田)を軽くあしらうのだった。実は瞳の彼氏でもある内海だが、瞳がキャッツ・アイだなんてもう全く気が付かないヘタレ。だが、そんなヘタレな所も好きのうち、なのか?泪はともかく、愛も大学でリー(ケイン)と出会って、何?この気持ち、これって恋?状態へ。みんな発情期です。という訳でなぜか主人公は愛なのでした。マジ? (ピロちゃんきゅ〜)[投票(5)]
パーマネント・バケーション(1980/米)★3 家もなく学校にも行かず仕事もない16歳のアロイシユス・パーカー(クリス・パーカー)。彼は社会に順応できない様々な人々との奇妙な出会いに流れ入り、またそこから流れ出ていく。ロートレアモン、女友達のリーラ、窓の下のサキソフォンの男、廃虚となった生家、兵士、精神病院、母、スペイン語の歌を叫ぶ傷ついた少女、ニコラス・レイの『バレン』、ポップコーン売り、ドップラー効果の黒人ジャンキー、現実にいるサキソフォンの男、盗難車に手紙、そしてフランスの青年。そんな彼の2日半に渡る若き放浪生活を描いた物語。ジム・ジャームッシュ初長篇監督作で、もとは彼の大学院の卒業製作だったが、製作に授業料をつぎこみ卒業を仕損なったといういわくつきの処女作。 (tacsas)[投票(2)]
巨人と玩具(1958/日)★5 「世の中は全て戦いだ!製菓会社のキャラメル売り込み合戦だって、国1つを動かすイベントになる時代なんだしな。世界は俺達宣伝部が回して操っているのさ、アッハッハー!!」と高笑いする野心家の宣伝部課長(高松)今日も今日とてギョロ目を動かして「宣伝材料になる素材」を物色中。街角で見つけた虫歯だらけのチンコロ姉ちゃん(野添)を「我が社のイメージキャラクターに!」とスカウトする。「こんなオカメ顔、売れるわけないっすよー」と渋る部下(川口)に、「まぁ、見ていろ!」と自信満々。まずは売れっ子カメラマン(雄之助)に写真を撮らせグラビアで売り込み。掲載紙は評判を呼び「この子は誰だ?」と世間の注目を集める。世間の反響の良さで一歩先んじたかに見えたキャラメルの販促合戦だったが・・・・? [more] (ボイス母)[投票(2)]
みんな〜やってるか!(1994/日)★2 全ての原動力は女とヤリたい!→それには車だ→やっと買えた軽→見事事故った。ふと空を見上げるとジェット機。やっぱファーストクラスとかになるとスッチーがすっごいサービスしてくれるんだろうなぁ→ファーストクラスには金がいる→銀行強盗だ→現金輸送車襲撃だ→城南電機宮路社長襲撃だ→なんだかワカランがヤクザの抗争にまきこまれた→もうテンヤワンヤだ・・・。というこの粗筋、何の誇張も脚色もなく本当にそのまんまです。 [more] (ペペロンチーノ)[投票(7)]
女と男のいる舗道(1962/仏)★4 主人公ナナ(アンナ・カリーナ)の夢は舞台女優になること。多なる犠牲を払い自立を心掛けるナナに、夫ポールは「人生は芝居だけでない」と忠告する。しかし、ナナは心の痛みである彼の口先だけの愛にうんざりしていた。するとナナは「ご両親は私が家を出て恨んでいるのでは?」と、聞く。ポールは悲しんでいると答えた。落ち着くナナはポールにピンボール対決を挑む。勝負の途中にポールはある少女がつくった作文をナナに聞かせる。それを聞いたナナのは?12景のエピソードがそれぞれに起承転結を齎せた感情群像となっています。尚、この映画はベネチア映画祭審査員特別賞、イタリア批評家賞を受賞。そしてB級映画に捧がれています。 [more] (かっきー)[投票(1)]
しとやかな獣(1962/日)★4 ある、アパートの一室。そこに暮らす元・軍人(雄之助)一家。コソコソと部屋を模様替えチュウ。だって、息子が会社の金を横領したからって、社長がもうすぐ怒鳴り込みに来るんだもの。横領した金で買った家具調度類家電製品は隠さなくっちゃね♪社長は自分の事務所のタレントと経理担当女子社員(若尾)を伴って、アパートに乗り込んで来た。元・軍人の父は「息子に限ってそんな事をするはずがゴザイマセン!見ての通り、我が家は私の事業の失敗で困窮しておりますです」と弁舌も爽やかに言い訳する。ところが、この横領事件の真の黒幕は、この怒鳴り込んできた社長の背後に控える「一見大人しく人に好印象を与える楚々とした美人」!彼女こそが奸計をめぐらし、男達を破滅に導く「悪の親玉」であったのだった!!彼女の野望と彼女を巡る男達の肉欲が団地の窓を背景にスパークする、日本高度成長期を代表する作品。 [more] (ボイス母)[投票(4)]
刺青(1966/日)★4 質屋の跡取りワガママ娘(若尾)が手代(腰抜け&ノミの心臓)と、手に手を取って芝居の道行き気分で駆け落ちする。「だって、イヤな相手と見合いさせられて結婚させられそうなんだもーん。それに隠れてコソコソやるHはアタイの趣味じゃないわよ!」ナンテ言いながら。逃げて匿われた先は船宿の親分の家。「アッシが良いように大旦那には話をつけてやりますから、ゆっくり二人で遊んでっておくんなさいよ」という親分の弁を真に受けて、若い二人は愛欲に溺れる。その隙に親分は娘の両親に「娘の捜索」を申し出て金をせしめ、手代は始末して、娘は芸者に売り飛ばす算段をチャッチャとつけてしまう。芸者から足抜けできない体にするための儀式として、娘の背中に江戸一番の彫り師の手による「女郎蜘蛛」の絵柄が刻み込まれる。愛する男とも引き裂かれた娘は、全ての男に復讐するために、自身を女郎蜘蛛に例えて、せっせと男食いに精を出すのだった。 [more] (ボイス母)[投票(6)]