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裁かれるは善人のみ (2014/露)
LeviathanLeviafan
製作総指揮 | エカテリーナ・マラクーリナ |
製作 | アレクサンデル・ロジニャンスキー / セルゲイ・メルクモフ |
監督 | アンドレイ・ズビャギンツェフ |
脚本 | アンドレイ・ズビャギンツェフ / オレグ・ネギン |
撮影 | ミハイル・クリチマン |
美術 | アンドレイ・ポンクラトフ |
音楽 | フィリップ・グラス |
衣装 | アンナ・バルトゥリ |
特撮 | ドミトリー・トコヤコフ |
出演 | アレクセイ・セレブリャコフ / エレナ・リャドワ / ウラジーミル・ウドヴィチェンコフ / ロマン・マディアノフ / セルゲイ・ポホダーエフ / アンナ・ウコロワ / アレクセイ・ロズィン / イーゴリ・セルゲイエフ |
あらすじ | モスクワより離れた入江の街に、自動車修理工のコーリャ(アレクセイ・セレブリャコフ)は仕事場を構えている。ともに住んでいるのは一人息子のロマ(セルゲイ・ポホダーエフ)と若い後妻のリリア(エレナ・リャドワ)であり、問題といえば義母に馴染まないロマの意固地さくらいだった。しかし、コーリャの仕事場をヴァディム市長(ロマン・マディアノフ)が収用しようとしていることが目下のコーリャの不満だった。彼は訴訟のため、旧友である弁護士のディーマ(ウラジーミル・ウドヴィチェンコフ)を呼び市長の悪事を暴かせる。これを黙っていることと引き換えにコーリャの土地より手を引け、とディーマは脅すが、それで引き下がる市長ではなかった。〔140分〕 (水那岐) | [投票] |
利権亡者の首長と斗う個人という王道的体裁が家庭の崩壊予兆という不穏なエッセンスを内包しつつ重厚な風景リアリズムを伴い圧倒的。だが、映画はそこからサディスティックに更なる連鎖へ突き進む。真冬の海に垣間見えるクジラが誘う地獄の深淵は神話の領域。 (けにろん) | [投票(3)] | |
はぁ(ため息)…「父、帰る」より10年、けれんみは薄れ業は深まった [review] (週一本) | [投票(1)] | |
あゝこれも凄い映画。この厳しさは極めて私の好みです。しかし、本作はクジラの映画ですね。ちょっと、あのクジラのカットが余りにも際立ち過ぎていて、全編に溢れる息詰まる緊張感が薄まって感じられてしまう弊があるぐらいだと思います。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] | |
暗いトーンと寒々とした北の自然に圧倒される救いのなさ。権力に押つぶされるコーリャの家族に少しの光もなく後味は悪い。しかもカメラが見据える現実、特にラストシーンは胸に迫る。 (jollyjoker) | [投票(1)] | |
この暗くどんよりしたロシアの自然と一体化したかのような現実感。荒涼たる写真群は人間の生きることの苦悩を写し出す。 [review] (セント) | [投票(1)] | |
この世のメカニズムへの「神」の加担は、結局為政者の欺瞞以外にあり得ない現状を前にして、「現代のヨブ」の悲劇を描くというアナクロニズムはどうしたものだろう。ましてこの「神」の正体は一個人としてはっきりしている以上、『悪い奴ほどよく眠る』程度にすら反逆を語れないロシア官僚主義に唖然としてしまう。つまるところ重厚な風景描写に神の意志をなぞるよりないファンタジー映画か。 (水那岐) | [投票] |
Ratings
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計 | 10人 | 平均 | (* = 1)
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