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ファウスト (2011/)

Faust

[Drama]
製作アンドレイ・シグレ
監督アレクサンドル・ソクーロフ
脚本アレクサンドル・ソクーロフ / マリーナ・コレノワ
原案ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ
撮影ブリュノ・デルボネル
美術エレナ・ジューコワ
音楽アンドレイ・シグレ
衣装リディア・クルコワ
出演ヨハネス・ツァイラー / アントン・アダシンスキー / イゾルダ・ディシャウク / ゲオルク・フリードリヒ / ハンナ・シグラ
あらすじ19世紀のドイツの地方都市。学者ファウスト(ヨハネス・ツァイラー)は助手ワーグナー(ゲオルグ・フリードリヒ)と供に死体解剖で魂の存在を探求するが目的は適わない。研究費が底をつきファウストは、気乗りせぬまま父(シグラー・スクラソン)を無心に訪れるが素気無く断られる。途方にくれた彼は、何時しか高利貸しマウリツィウス(アントン・アダシンスキー)のもとへ。しかし、そこでも屁理屈を言われ金は貸してもらえない。悄然と帰宅したファウストに助手が依頼していた毒薬を持ってくる。だが、突然やって来たマウリツィウスにいきなりその毒薬を飲まれてしまう…。2011年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞。 (けにろん)[投票]
Comments
全7 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4主人公ファウストの内省や高利貸マウリツィウス・ミューラーとの問答については辟易とする感もあるが、しかし画面はもう全てのカットが刺激的だ。画面上の特質は誰もが見たまま了解できる「歪曲」や「褪色」を上げることができるのだが、 [review] (ゑぎ)[投票(5)]
★4アレクサンドル・ソクーロフ式スラップスティック・コメディ。敢えて文学の話をすれば、印象はゲーテというよりもカフカに近い。「執拗なつきまとい」も「取っ組み合い」も優れてカフカ的モティーフで、きわめて明晰な各瞬間の描写がいつの間にか常人の理解を越えた論理展開を示している点もカフカ的だ。 [review] (3819695)[投票(3)]
★4考えたらそんなに見ているわけではないソクーロフ。でも『太陽』の神とも思える俯瞰視、『レーニンの肖像』の雄大なゆったり映像、どちらも映画史に残る傑作であった。そして今回はあの歴史上でも名作と名高い「ファウスト博士」。 [review] (セント)[投票(3)]
★4ただでさえ判りずらいゲーテの「ファウスト」を、ソクーロフがアレンジとなれば難解さは半端ないのだろうと覚悟して観たが・・・。 [review] (Gala)[投票(1)]
★4高利貸しの性器やその妻の衣装や助手の人工生命等、彼岸との境界を融解するミクロなギミックは刺激的ではあるが、鳥瞰的視座はCG含め大味。ただ、聖処女の金色の毛に被れた恥丘の美しさは紛れも無い真実で、それがファウストの揺らぎの物語を担保している。 (けにろん)[投票(1)]
★3鈍色の市街を一望する冒頭をはじめ、大方のガジェットが旧世紀的な古拙趣味に浸るかのよう。ハンス・ベルメールめいた少女の局部への偏執、高利貸しの「尻尾」造形はゲーテより退歩し、即物的フェティシズムに貶められてはいないか。自分には原作陵辱としか見えず、好意的には受け入れられない。揺るがぬソクーロフ美学は見事であっても。 (水那岐)[投票(1)]
★3原形を留めないくらい改変しておきながら、しっかり『ファウスト』として成立してるのはゲーテの偉大さかソクーロフが凄いのか。1度鑑賞しただけでは全体を把握しきれないが暫定的に4点で。現在「ソクーロフとの対話」を読んでるので書き直すかも。 (赤い戦車)[投票]
Ratings
5点0人
4点7人*******
3点4人****
2点1人*
1点0人
12人平均 ★3.5(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
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