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解散式 (1967/)

[Drama]
製作俊藤浩滋 / 矢部恒
監督深作欣二
脚本松本功 / 深作欣二 / 山本英明
撮影星島一郎
美術中村修一郎
音楽冨田勲
出演鶴田浩二 / 丹波哲郎 / 渡辺美佐子 / 宮園純子 / 小松方正 / 渡辺文雄 / 待田京介 / 金子信雄 / 大辻伺郎 / 桑山正一 / 曽根晴美 / 二本柳寛 / 内田朝雄 / 市川好朗 / 春日章良 / 室田日出男 / 八名信夫 / 日尾孝司 / 沢彰謙 / 相馬剛三 / 北川恵一
あらすじ関東一円に勢力を張っていた関東三和会は世論の追及により解散され、傘下の各組は建設会社等の正業へ転進を余儀なくされていた。そんな折、8年の刑期を終えて沢木(鶴田浩二)が出所してきた。8年ぶりのシャバは高度成長期の波で変革しており、着流し姿の沢木には違和感が残った。その沢木を待っていたのは、元の幹部達による石油コンビナート建設を巡る利権争いだった。そしてその土地にはかつての内縁の妻三枝(渡辺美佐子)が少年(俺の子か?)と共に細々と暮らしている事を知った。三枝を巻き込むやくざの抗争に任侠に生きる男の堪忍袋の緒が切れた・・・<東映/カラーワイド> (sawa:38)[投票]
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全7 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4任侠世界から仁義のなき世界へと移ろいゆく時代の境界という言葉が文字通り湾岸に並び立つ石油コンビナートで示現される。そして、「創造社」の2人の役者が旧き侠道の破壊者として登場するのも象徴的。的確な作法で深作は風穴を開けた。 (けにろん)[投票(4)]
★4まるで森崎東みたいな深作。全盛期に達する前にこの左翼的要素も切り捨てているのが判る。 [review] (寒山拾得)[投票(3)]
★4戦後民主主義と経済復興の隠花としての背広ヤクザ(渡辺文雄/小松方正)の渡世では、着流しコンビ(鶴田浩二/丹波哲郎)の違和は滑稽にすら見える。そんな矛盾が確信犯的にスクリーンでせめぎ合う。安保闘争敗北の郷愁としての"60年代任侠幻想"の葬送。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4軽やかに捨てよ。(私的深作欣二論その2) [review] (町田)[投票(1)]
★4石油コンビナートを背景に最後の博徒が斬り結ぶ。このシーンから深作欣治の任侠映画への破壊工作が始まったとみていい。固定カメラによるオーソドックスな深作演出が見れる最後の作品。 (sawa:38)[投票(1)]
★4これや『狼と豚と人間』、『白昼の無頼漢』などを観ると、深作が決してカメラを揺らすだけの監督ではないこと、高度な職人的メチエを体得している演出家であることが分かる。縦構図もある、アクション繋ぎもある、長回しもある、役者の美しさも引き出す、更に深い陰翳が刻まれた映像。悪くない、むしろ面白いですよ。 (赤い戦車)[投票]
★3明治時代から抜け出してきたような着流しのヤクザ二人(鶴田浩二、丹波哲郎)がサシで勝負!石油コンビナートの前で・・・。構図で明快に思想を語れた時代だった。 (ジョー・チップ)[投票(4)]
Ratings
5点0人
4点8人********
3点3人***
2点0人
1点0人
11人平均 ★3.7(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
死んだピラニアが残したものは・・・追悼・室田日出男 (ぽんしゅう)[投票(8)]
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