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陸軍残虐物語 (1963/)

[War/Drama]
監督佐藤純彌
脚本棚田吾郎
撮影仲沢半次郎
美術近藤照男
音楽佐藤勝
出演三國連太郎 / 中村賀津雄 / 江原真二郎 / 西村晃 / 岩崎加根子 / 大村文武 / 加藤嘉 / 中山昭二 / 沢村貞子 / 今井健二 / 織本順吉 / 玉川伊佐男 / 岡本四郎 / 安藤三男 / 菅沼正 / 石島房太郎 / 沢彰謙 / 潮健児
あらすじ昭和19年、春。陸軍某師団の兵舎の厠で、亀岡軍曹(西村晃)が糞溜めに首を突っ込んで死んでいた。それは、犬丸二等兵(三國連太郎)と鈴木一等兵(中村賀津雄)が陸軍より脱走するきっかけであった。かつて鈴木は、鈍重で垢抜けない、そして軍隊で出世することは叶わない犬丸を軽蔑していたが、鈴木に恨みを持つ矢崎二等兵(江原真二郎)が彼の銃の部品を厠のなかに投げ捨てた時、見つかるまで糞溜めの中にもぐって探してくれた犬丸に、友情に似た感情を抱くに至るのだった。だが、犬丸の嫁であるウメ(岩崎加根子)が兵舎を訪れたとき、亀岡がその美貌に執心を抱いたことから、悲劇は始まってゆく。〔98分/モノクロ/スコープサイズ〕 (水那岐)[投票]
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全7 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5三國西村の箆棒対決による二等兵虐めの恨み骨髄は肥溜め描写で極められ、盆暗な三國と大日本帝国に縋って生きる儚い人生の岩崎加根子が可哀想過ぎる。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★4日本の『二十日鼠と人間』。冴えない二等兵・三國連太郎の静かな怒り、そして深い悲しみが、あの大目玉に饒舌に語られてゆく。 [review] (水那岐)[投票(1)]
★4晩年の底抜け大作のイメージが強い佐藤純彌のデビュー作は、『フルメタル・ジャケット』にも劣らぬ立派な映画だった。昔は冴えてたんだなあ。下手なズームの多用だけが気に入らなかった。 (ペンクロフ)[投票]
★4この映画で一番の役者は三國連太郎でも西村晃でもなく、糞尿だ!画面越しに臭ってきそうな圧倒的な迫力。白黒作品で良かった。もしカラーだったら、もらいゲロしてました。 (パグのしっぽ)[投票]
★4結局人間が人間をひたすらシゴき上げるという環境で、人間の醜さが出ない筈はないのだ。誰もが巨大な暴力装置の中で自らの醜さを正当化させようとしてしまう。もし仮にあなたが軍隊というものを必要と考えていたとしても、この点だけは理解しなければならない。☆3.9点。 (死ぬまでシネマ)[投票]
★4糞溜めで芽生える友情。西村晃が糞溜めの真上にある便器で死んだ理由。回想形式で暴かれる軍隊内の「糞溜め」。若い賀津雄の方が三國の上官という設定がユニーク。 (AONI)[投票]
★3筋書きに捻りはないものの構成が巧みで緊張が持続する。DVDに収録されている予告編に、本編にない岩崎加根子がレイプされるシーンが入っていたが、露骨なサービスシーンなんかいらんという硬派ぶりは潔い。 ()[投票]
Ratings
5点1人*
4点6人******
3点1人*
2点0人
1点0人
8人平均 ★4.0(* = 1)

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