「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ケイコ 目を澄ませて(2022/日) |
年間ベスト級の傑作と思う。溶明する前に、ペンの音(紙に書く音)。ファーストカットは、文机の卓上ミラーに映ったケイコ−岸井ゆきのの顔だ。縄跳びが床を打つ音。トレーニング器具の金属が軋む音。そこにミット打ちのリズミカルな音が加わる。 [review] (ゑぎ) | [投票(6)] | |
お年頃で引き際かとのモヤモヤはジム会長の引退に先手を打たれリアルワールドに開放される。瞬間、茶がかった世界は色を取り戻す。行間にある情感の流れを精緻にフィルムに刻印しようとの意図が随所で鈍色の煌めきを発現。モラトリアムの終焉に寄り添う覚悟。 (けにろん) | [投票(1)] |