木村大作の映画ファンのコメント
にっぽん泥棒物語(1965/日) |
本作は学生時代に一度見逃した、という思いが強くて過剰な期待を抱いていたかもしれない。ようやく見ることが出来たが、ある意味で、社会派エンターテイメントとしての山本薩夫の特徴と限界を表した一作といえるかもしれない。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] | |
山本薩夫らしい、風刺と皮肉に満ちた喜劇。三國連太郎の独壇場による法廷シーンは爽快。伊藤雄之助と共に、今では得がたい役者。市原悦子、加藤嘉、永井智雄も好演。佐久間良子は、ちょっと太い。弁護士役で、二枚目時代の千葉真一が出てるのが、面白い。['06.2.25京都文化博物館] (直人) | [投票] | |
三國ジャン・バルジャンの本当にユーモラスな名演技。鈴木瑞穂と息子のエピソードもダクダク泣ける。お決まりの展開を全く退屈させずに魅せ切る山本薩夫のこの時期の演出力(=破壊力)はお世辞抜きで黒澤以上。 (町田) | [投票(1)] |