★5 | 近来、稀に見る謙譲の映画。強固な意志を内に秘めながらも、全編にわたって控え目な映画は、そのラストで激しく心を揺さぶった。 [review] (シーチキン) | [投票(9)] |
★5 | 決して派手さはなく物静かで、今の時代にはそぐわない作品かも知れないけれど、だからこそ面白いし、心に残ります。50〜60年代の心を持った作品と思います。こういう映画、好きです。 [review] (づん) | [投票(4)] |
★4 | 俳優や脚本家が監督する、それは自分だったらこうやりたいという理想の追求であることだろう。だが本作はそれとは様子が違う。これだけのキャリアを持つ木村大作だから、いまさら映画監督として名を成そうとは思ってはいまい。 [review] (shiono) | [投票(5)] |
★4 | 香川照之の癒し度が尋常でなくなるほど、木村大作が憑依したかのような龍平の性悪さが際立ち、けっきょく最期までその造形を信用できず話に身が入らなかった。宮崎あおいの物腰も芸妓と見紛うほど場違いでぶきみだ。
[review] (disjunctive) | [投票(2)] |
★4 | 丹念に2時間かけて築き上げてきた感動が・・・、私が監督ならこうする―以下。 [review] (KEI) | [投票(2)] |
★4 | ストーリーはそこそこ。しかしながら実際に劔岳で撮影された映像は圧巻の一言。スタッフロールの扱いに本作に関わった皆さんの強烈な連帯意識を感じた。 [review] (Master) | [投票(2)] |
★4 | 峻険を前にして人がただ相対する以外なすすべもない、ということを本物の映像の迫力と浅野・香川両名の表情が語っている。惜しむらくは美しすぎる映像の数々が彼らの心象風景を薄めてしまっていること。 [review] (おーい粗茶) | [投票(1)] |
★4 | 自然の厳しさと美しさが表裏一体であることは映画もまた同じで、役者が本当に山の厳しさと格闘している姿は美しい。
音楽 池辺晋一郎、津島玄一
となってるけど、ヴィヴァルディちゃうかと[09.08.01/むさし村山ミュー]
[review] (TOMIMORI) | [投票(1)] |
★4 | 美しき山々の映画。原作者=新田次郎へ献辞がなされているが、映画界から神々の山嶺へ(ちっぽけな人間達から大自然へ)捧げられた映画に見えた。☆3.8点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★4 | 険しい山あってヤマなし。美徳があって感情無し。谷底に転がってゆくエピソード群を尻目に、ラスト向かいストーリーという尾根を黙々と歩む。 (chilidog) | [投票] |
★4 | 「かくありたい」に満ち溢れた作品 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★3 | すごい映像美。しかし、それだけだと思う。CG使わない、撮影の困難さを監督、出演者達の音声解説を聞きながら見るのが一番面白いと思う。それで映像美すぎるが、実は雑な作り(カットつなぎとか)の映画。巨匠であるがゆえに誰も何も言えない? [review] (いちたすに) | [投票(3)] |
★3 | やはり驚いたのは「仲間たち」という自己主張でのエンドロールでしょうか。それもようやくOO製作委員会といった名称に出てくると右上の「仲間たち」の表示が消える細やかさ。
[review] (セント) | [投票(2)] |
★3 | 景色が美しく、一歩一歩進んでいく人影にも迫力を感じた。CGを使わず、険しい山で撮影を行った製作陣は尊敬する。でも、自然の強烈な美しさに対して、脚本は粗が目立ち弱く、途中から「もうセリフとかストーリーとかいいよ、登山の様子だけをずっと映してくれ」と感じてしまい複雑。山の映像にストーリーを添えた映像作品として見たら★5、映画としては★3。 (agulii) | [投票(1)] |
★3 | 僕が若造だからでしょうか?65/100 [review] (たろ) | [投票(1)] |
★3 | 自宅で観始めてほどなく、この作品を劇場で観なかったことを後悔した。が…。 [review] (ナム太郎) | [投票] |
★3 | 山の景色は美しい。しかし、明治時代の人たちはこんな話し方しないんじゃないかと思う部分が目立って苛立つ。音楽もバロック一辺倒では飽きが来て仕方ない。宮崎あおいも妾役だと思っていたら違っていてびっくりした。 (サイモン64) | [投票] |
★3 | 山を描きながら、ドラマ自身にはヤマがなかった。寡黙な主人公の熱い内面を映像にする事に失敗した本作は、映画自身が寡黙になってしまったのか。静謐さはポイントでこそ使うべきです。 (sawa:38) | [投票] |
★3 | 登山はどこか、禅問答。 [review] (ちわわ) | [投票] |
★3 | 手に汗握る派手さがあるわけでなく、名誉欲や葛藤が前面に描かれるわけでもなく(これは戦術ではなくただの失敗だが)、愚直に大自然に向き合う測量隊の姿は確かに感動的だ。つまりは、思想ではなく、アクションでもなく、ひたすら肉体の存在を駆使する体育会系映画。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★2 | まだ、この映画がわかる境地には達していません。行者様じゃないから。メイキング映像の方が感動しそう。 (ぱちーの) | [投票] |
★1 | 要は、「山」よりも「人」を捉えることに専ら意識が注がれているのだ。会話が途切れなく続くシーン構成や、周りの空間より人物に寄りがちなショットも、全てそうした制作姿勢の結果だろう。 [review] (煽尼采) | [投票(1)] |