「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
大樹のうた(1959/インド) |
この監督の風格、人格、包容力のある奥ゆかしい面もちが画面から伝わる。オプー、永遠の幻。この貧しさの中に暖かさときまじめさも伺える。この巨人の強い信念が酔わせてくれる。 (chokobo) | [投票] | |
オプーが成長し、見覚えのある樹が、まさしく生長していることを目撃することができる。が、インド商業映画風な映像と物語りが加味される。これはオプーの成長物語りと同時に感慨深いサタジット・レイの成長記。 (ALPACA) | [投票] | |
3部作と銘打っているが前2作とは別物の手練れ感があり絶頂期のイタリア映画のような良質な芳香を感じる。アジア的なるものを欧州的な技巧の水準で書き直した幸福な融合。生きとし生けるものの悲喜交々と悲しみを乗り越え得る時間の存在は万国共通の摂理。 (けにろん) | [投票] | |
私はインド(映画)をどう観てよいのかよく判らず、本作もインテリの彷徨が上位カーストの我が儘に見え、判断がつかない。確かなのは奥さんがとても美人なことと『大地』の魔法はすでにないこと。 [review] (寒山拾得) | [投票] |