「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
TAR/ター(2022/米) |
何がどうなっているのか、何が起きているのか、具体的に示されることはなく観る者が「こういうことが起きているのだろう」と想像しながら、その不穏な雰囲気と緊張感のある画作りを楽しむ映画なのだろうなあ。 [review] (シーチキン) | [投票] | |
不在の亡霊を含めてターと鬩ぎ合う4人の女たち。その演劇的構図の一方で公開質疑・大学での講義・同僚や師との対話といった長尺シークェンスが醸す業界の空気と軋轢。行間を省いた語り口はやがてパラノイアな妄想へ連結していく。ただ終盤の着地は有りがち。 (けにろん) | [投票(1)] | |
彼女を尊敬し理解しようと近づく者たちにとって彼女はあまりにも不遜で不快な存在だ。同じように、この映画に共感を見いだし楽しもうとする者にとって本作の語り口は徹底して傲慢で不親切だ。よくもまあハリウッドの商業映画でこんな大胆な実験をしたものだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |