「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
雪女(2016/日) |
女はまるで彼岸の使者のように老いや病に苦しむ者を此岸から解放する。安楽死。人と雪の精との交感は、静かに流れる時間のなかで育まれ、互いの愛を認め合う静かな静かなクライマックスへと結実する。異種との交わりは新たな可能性を世界に授けるという示唆。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
フォークロアを扱った邦画はかつては鋭利な批評性を競ったものだが、いまではこれをすっかり喪失して、素朴で保守的な神話世界に没入するようになった。本作もその傾向で小さく完結している。 (寒山拾得) | [投票] |