「ヒッチコック」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
アンチヴァイラル(2012/カナダ=米) |
クローネンバーグとリンチ、両デヴィッドの関心を承け継いだ「肉体」―より正確には「肉」と「皮膚」―の映画。演出家の美意識に適うものだけがフレーム内に存在を許される潔癖症的なルックの一貫性、巻き込まれサスペンスの型を終えてなお観客を未踏の光景に連れ去るラストシーンの心意気に頭が垂れる。 [review] (3819695) | [投票] | |
モノトーンを基調としたルックに関してはめちゃくちゃ良いけれども。親父とそっくりなようでいて、汚らしさが無く無菌室めいた作りに物足りなさを覚えたり。サスペンスが発芽しそうになると場面が変わってしまう。わざとなのか。あとバストショットなどを見ていると、フレーミングや繋ぎがちょっと甘いように思われる。その点は父クローネンバーグの方が上か。 (赤い戦車) | [投票(1)] |