「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
夜の女たち(1948/日) |
落ちてゆかざるを得えず、落ちた女の倫理と諦観の葛藤。面白い題材なのに話の展開があまりにも性急すぎて、その行動にいたる心の振幅が見えない。製作過程で何らかの事情で、上映時間の短縮を余儀なくされたのではないかと思われるぶつ切り構成が残念。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
本当に目の前で出来事が起こっているような臨場感が溝口映画の得難い魅力。説教臭が気になるものの、この作品も圧倒させられた。そして、戦後の焼け跡の風景を捉えた撮影がロベルト・ロッセリーニのように素晴らしい! (太陽と戦慄) | [投票(3)] | |
男の勝手に振り回され、闇に生きることを強いられた女たち。女たちがしっかり肉体としてそこに存在している。 (鷂) | [投票(2)] | |
劇伴はベートーヴェンの「運命」の一節に似た旋律で、切羽詰まったような旋律を繰り返しながら、どこへ発展していくでもなく悲鳴に似た音を伸ばして途切れる、という、この映画の物語を体現したような印象だ。 [review] (煽尼采) | [投票] |