★5 | 珍しい二人劇。心の傷をそっと癒し、さらに人間が生きる糧である希望にまで昇華させた受け継ぐべきものとしての父と子。娘が恋をしかけた時に父が甦るのも遺伝子(後世に伝えてゆく存在)の不思議さか。それは命と愛なのであろう。秀作。 (セント) | [投票] |
★5 | 舞台劇のようなやりとりがあえて世界観を作り出していて、それに引き込まれていった。原爆の恐ろしさをあまり知らない私に、静かに悲しさを教えてくれた。 (あちこ) | [投票(2)] |
★4 | ほぼ全編宮沢りえと原田芳雄の二人芝居。演技力が無ければダレる所だが、レベルの高い演技で最後まで目が離せない。りえ、原田、共に受賞も納得。ラストが少々甘いがメッセージ性は充分だし、かなり泣ける。もっと世に広めるべき作品。['05.1.8京都シネマ] (直人) | [投票(4)] |
★4 | 不器用だが真摯な演者のエネルギーがぶつかりあった異色作。ローカルに徹してグローバルにいたる貴重なメッセージに耳を傾けよ。執拗なくらいの長回しとそこここにさしはさまれる「物」たちのショットの声なき主張が作品のエモーションを強烈に押し上げてくれている。 (ジェリー) | [投票(5)] |
★4 | 原爆にあったという地獄と好きな人と結婚するという天国とを二つ並べた故に各々のシーンが鮮明になり心にくい込んで来る。これは恐るべき原作の力だ。井上ひさし! (KEI) | [投票] |
★3 | 饅頭の話はもうやめてちょんだいのっ! [review] (IN4MATION) | [投票] |
★4 | 懸命にけなげに美津江を演じる宮沢りえの姿に演技くささを超えたものを感じた。原田芳雄の優しさと親心が滲み出る演技と上手く対をなしている。原爆映画の秀作。4.0点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(4)] |
★4 | 自分の存在自体が傷となってしまった美津江(宮沢りえ)の凛とした振る舞いが痛々しく、父の思いが死者からの願いへと代わる竹造(原田芳雄)のパッションが心を打つ。そして、伝えたいことがなかなか伝わらない黒木和雄の焦り。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |