牛乳瓶さんのコメント: 投票数順
天河伝説殺人事件(1991/日) | 内田康夫の原作をそのまま横溝ワールドへはめ込んだだけ。市川崑の映像美に酔いしれたものの、従来の石坂金田一物と作りは大して変わらず、結果として作りの「粗さ」が目立ってしまった作品。ただ、加藤武さんは相変わらず助演の手本となる芝居。 | [投票] | |
花よりもなほ(2005/日) | 編集次第ではもっともっと面白くなる。あま〜い・ふわ〜っとした雰囲気のまま2時間続く作品なので、非常に辛い。編集で緩急つければ、絶対良くなる。また、それぞれのキャラクターになかなか感情移入出来ず、もう一歩作品に踏み込み辛かった。 | [投票] | |
デビルマン(2004/日) | 誕生日プレゼントに前売券を貰い、後輩を誘って劇場へ。この映画を見始めてから3分。黒澤明監督の名言を思い出した。「ダメな映画を見ると、人間までもがダメになる」。後輩は自腹を切って当日券を買っている。鑑賞後、後輩に何度謝った事か分からない。 | [投票] | |
おまけつき新婚生活(2003/米=独) | 主人公夫婦が間借り人のお婆ちゃんに嫌がらせをされまくる。ただ、それだけの映画。人に嫌がらせをされ、それに対抗する様を見せて「笑い」を取ろうとする姿勢が嫌い。 | [投票] | |
心霊写真(2004/タイ) | 今までの日本ホラー映画で使われてきた手法、韓国ホラーの展開などが合わさった斬新さの欠片も無いホラー映画。全てが使い古された手法で観客の前に繰り広げられるので、ここで何が起こるというのが分かってしまう。驚きが無いホラー映画。 | [投票] | |
もしも昨日が選べたら(2006/米) | これは『ドラえもん』かと疑いたくなるような設定であるが、のび太=アダム・サンドラーに対するドラえもん的存在の人物が劇中におらず、サンドラーが暴走することによって、物語は破滅への道を突き進む。 | [投票] | |
ウィンター・ソング(2005/香港=マレーシア=中国) | ピーター・パウとクリストファー・ドイルによる撮影には大きく心揺さぶられるも、役者たちが伸び伸びと演じられていないので、どこか居心地の悪さを感じ、劇中に感情移入できず、終始空回りの印象。 | [投票] | |
歌え!ロレッタ愛のために(1980/米) | 映画史上に残るシシー・スペイセクの演技。元々はカントリー歌手になりたかったというスペイセクが吹き替えなしで見事歌いきった。グラミー賞にもノミネートされたその実力は、誰もが認めるであろう。 | [投票] | |
単騎、千里を走る。(2005/香港=中国=日) | ポストカード映画。つまり、スクリーンから溢れんばかりの見事な光景が目の前に広がるも、それ以上は望めない。鑑賞途中から高倉健の行動の過剰さに気づき、同じ脚本でコメディ映画としても成り立つことに気づいた。今思い出しても笑えるシーン満載。 | [投票] | |
駅 STATION(1981/日) | 降旗康男の最高傑作であり、高倉健さんのイメージが固定してしまった作品でもある。倉本聰の脚本が想像以上の出来だが、意味の無い登場人物がやたら多い。登場人物を絞って、それぞれに健さんと絡む見せ場を作ってあげればいいのに。 | [投票] | |
ウォーク・ザ・ライン 君につづく道(2005/米) | 伝説と化しているロックシンガー、ジョニー・キャッシュの非凡な人生が、ジェームス・マンゴールドの平凡な演出によって、大して盛り上がりを見せないメロドラマへと変貌した。 | [投票] | |
エミリー・ローズ(2005/米) | 着眼点は素晴らしいものの、全体像は「ホラー」か「裁判」か、どっちつかずの印象。トム・ウィルキンソンもローラ・リニーも期待していた程の演技ではなく、内容のせいかどこか自然体でなく白々しい演技。 | [投票] | |
イーオン・フラックス(2005/米) | アクション映画なのにスピード感が全く無く、だらだら続く展開にがっかり。ドキドキハラハラや爽快感も全く無く、90分の上映時間の最中、何度時計を見たことか分からない。 | [投票] | |
シリアナ(2005/米) | ギャガンの練られた脚本には息を呑むも、内容が良く分からず。『トラフィック』を撮ったソダーバーグが監督をしていたら、傑作になったに違いない。クルーニーはアカデミー賞を獲るほどの演技ではない。 | [投票] | |
美しき野獣(2005/韓国) | 良く練り直された脚本と、監督のスピード感ある演出は爽快。しかし、クォン・サンウ演じるドヨン刑事のキャラクター設定は余りにもリアリティ無く、感情移入は出来ない…ものの、映画のラストでは場内からすすり泣きが。かくいう私も泣いちゃった一人。 | [投票] | |
メゾン・ド・ヒミコ(2005/日) | すべてのキャスティングが絶妙にはまっており、「生と死」「性におけるマイノリティ」「絶縁した親子」といったテーマが非常に興味深く描かれていた。 | [投票] | |
麦秋(1951/日) | 小津安二郎の最高傑作。冒頭の、一家の朝食の光景を見ている内に自然に涙が流れてきた。今の私たちと比べ、戦後間もない間宮家の方が幸せに見えて来た。今の日本人が忘れた「こころ」がここにある。 | [投票] | |
ヘンダーソン夫人の贈り物(2005/英) | ジュディ・デンチの演技は非常にコミカルで見ていて楽しく、喜怒哀楽を的確に表現出来る女優だと再確認。スティーブン・フリアーズの演出も軽快でテンポ良く、ミュージカルの華やかさと戦争の残酷さとを絶妙に織り交ぜて、それなりの感動作に仕上げている。 | [投票] | |
プロデューサーズ(2005/米) | スーザン・ストローマンには映画と舞台演出の違いも分かっていない。出演者はみな大声出してわめき散らす過剰演技。オープンロケのシーンは流れを完全に破壊している。上映中、全てが大慌てで進んで行く。でも、舞台で見たら面白そう! | [投票] | |
Mr.&Mrs.スミス(2005/米) | 主演二人も大変楽しく演じているのが画面を通しても伝わって来る。 設定は絶妙であるが、弱い敵と火薬の量が多いだけの映画。 | [投票] |