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[コメント] プライベート・ライアン(1998/米)

公開当時はすごい傑作と思ったものだが・・・今見ると?。反戦とも好戦とも見える玉虫色(死語)の映画。
ジョー・チップ

この映画、右にも左にもイイ顔しようとするんですよ。この映画も残虐な描写により、戦争の悲惨さを訴えているんだ!とも受け取れるがその悲惨の主体はやっぱりドイツ人で、ドイツ人は残虐非道だからアメリカ人は勇敢に戦ったんだ!このアメリカのやり方は正しい!という観方もできる。一時捕虜になったドイツ人のエピソードも人間の弱さを描いたとも言えるし、やっぱりドイツ人なんてこんなもんだ!とも言ってるようにも見える。                                                            つまり一方から突っ込まれたら、もう一方の言い訳を用意している訳で、しかも見たところ確信犯っぽい。反戦ならもっと痛烈な体制批判があっっていいはずだが、それだとアカデミー賞は獲れない、だが好戦的と見られるのは「良心的」な自分のイメージを傷つける。 それで軍にも反戦派にもついでに戦争オタクにもとりあえず好意的に迎えられる映画を作った・・・。                                                      ちょっと意地が悪すぎる見方だろうか。でも最近のスピルバーグ映画は皆そういう感じ。「シンドラーのリスト」「ロストワールド」「A.I」・・・                                                                   

(評価:★3)

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