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セントさんのコメント: 点数順

★3ギャング・オブ・ニューヨーク(2002/米=独=伊=英=オランダ)映像はきびしく醒めて美しく、夢幻でさえあった。アメリカの創始、人間の営みの動的なことよ。この荒々しさを映像で可能とした。その驚き。映像の叙事詩としても特筆もの。[投票]
★3完全なる飼育 秘密の地下室(2003/日)「完全なる飼育」そのものの意味を、二転三転させるくだりが面白い。このシリーズでは一番の面白さ。感心した。 [review][投票]
★3この女たちのすべてを語らないために(1964/スウェーデン)まあ、でも女優たちは好き勝手いろいろ出番があり、それなりに楽しい。しかし、それだけ。ベルイマン、喜劇は好きなんだろうな。しかし、合わないんでしょう。演劇が好きな人だから、喜劇は基本中の基本なんだけどね。[投票]
★3キル・ビル(2003/米=日)劇画部分が一番残酷で気持ちが入ってしまうシーンなんだが、タランティーノは全篇真面目なんだろうな。あらゆるシーンで日本人を意識する、また実感する記憶の彼方の70年代は彼にとっては夢の時代だったんだ。 [review][投票]
★3傷跡(1976/ポーランド)いやー、キェシロフスキにもこういうワイダ風の映画があったんですね。まともに、党、監督官が出てくる。いつもの心の移ろいを期待している観客には絶句。それなりに楽しめたけどね。これが長編デビュー作なんだ。[投票]
★3マッスルヒート(2002/日)ストーリーはこちらが想像した通りに進む。子供を使ってるのがうまいね。加藤雅也に凄みがあればね。ちと惜しい。[投票]
★3プライベートレッスン 青い体験(2000/韓国)韓国映画元気だから、ポルノ風にまとめようと思っても、思いがけずいい青春映画に仕上がってしまう。なかなか気持ちが入っている。この時代でも若者は、はかない心でまともに前を見れない。あやふやな毎日、日常。[投票]
★3えびボクサー(2001/英)意外と、まともな劇映画にしてある。もっとはちゃメチャな映画かなあと思っていたのである。まあ、B級映画なんでしょうけど、俳優陣もなかなかいいね。色使いも赤でまとめて映像的にもきれいだ。 [review][投票]
★3エトワール(2000/仏)意外と深みのないダンサーたち、と見える。インタビューが遠慮しているせいもあるが、自己鍛錬は分るが、エトワールの内面的充実にまではカメラは踏み込んでいない。そこが不満。踊ることとは何か。彼らは楽しくないのか。ドキュメンタリーだから仕方はないが。[投票]
★3ドリアン ドリアン(2000/仏=香港=中国)期待してたけど、乗れなかった。主人公の女優さん好みじゃなかっただけではないと思うが、それでどうしたと言う感じ。香港の下町の描写はなかなかだが。[投票]
★3OKINAWAN BOYS オキナワの少年(1983/日)オキナワの哀しみ。つらさ。しみわたりそうだ。希望途絶えて、オキナワの海に散骨される若者よ。同じ日本でパスポートが必要だと。内国にいた我々も彼らにとってはアメリカと一緒。いいドラマですが、映画的に映像が暗すぎ、カメラワークも平凡。俳優はいい。[投票]
★3Jam Films(2002/日)北村龍平と岩井俊二の作品が気に入った。北村の死者と生者と間の部分のこだわり。岩井のメルヘンチック。印象的だ。両作とも発想がまだふんだんに自由でほとばしっていることを思わせる。[投票]
★3最後の晩餐(1973/仏)奇作を狙った異色作。食欲・性欲・睡眠。食べながらセックス。そりゃあ死ぬわなあ。次々と摂食死する男たち。女は図太く死なない。気負ってるなあ。死ぬ為に食べる。食べられる食物を冒涜しとるなあ。監督がブニュエルだったらもっと上手く料理しただろうに。[投票]
★3ディレイルド 暴走超特急(2002/米)家族が偶然事件に巻き込まれる設定は面白いが、あの細菌兵器、あんなにしょぼいものなんだろうか。あれじゃ怖くないよね。娯楽作としてはまあまあかな。[投票]
★3ヘヴン(2002/米=英=仏=伊=独)お気に入りのケイト。素晴らしい映像。天上に繋がる限りない永遠。だが、キェシロフスキーではない。 [review][投票]
★3“アイデンティティー”(2003/米)最初の出だしからスピード感があり、カットバックで画面が変わったり、やる気充分の演出。だれることなく面白いんですが、やはりラストですね。観客を意識しすぎで、ここまでやってくれると違反ばっか目につく。ヤリスギデス。 [review][投票]
★3アイリス(2001/英=米)小説だったらいいハナシ。アルツハイマーが前面に出るから、あのカットバックがなかったらみんなご睡眠でしょう。ただ私の心に入ってこない。同じ素材では「ユキエ」の方が数段上。[投票]
★3奪還 DAKKAN アルカトラズ(2002/米=独)いやー、どこまで行ってもB級映画。セガールが何故刑務所に潜んでいるのかハッキリしないし、割といい加減。それだからB級? 今のB級は面白いのがとりえ。ラスト、ダイビングとか面白かったから加点してあげよう。セガールは魅力あんましないね。[投票]
★3卑弥呼(1974/日)ヒステリックな、大声の岩下志麻の卑弥呼。チョッと芸術したかったんだろうか。こういう失敗作もあって、いいのではないかな。篠田がここまでやるのは面白い。[投票]
★3グレースと公爵(2001/仏)最初から絵画を背景に使った映像に驚くが、CGも丁寧で感心。ただ、やはり屋内シーンが多く、閉鎖的ではある。しかしグレースがすこぶる魅力的で、持ちこたえてはいる。終わってから、自然光の映像を目いっぱい希求している自分に気付く。[投票]