その１●小林幸子の紅白ネタをどう評価するのか？に似ている。唐突だが。

紅白の視聴者は他の歌手の場合、曲を聴き、歌声を聞き、表情を楽しむ。 小林幸子の場合、視聴者は歌を聴くのか、衣装を見るのか。おそらく大半が後者。

この映画は、恋愛物語に泣くのか、ミュージカルを聴き凝った映像に酔うのか。 やはり大半が後者。

紅白の小林幸子を良かったか、悪かったか、を判断するのであればその衣装でしょう。 あの格好で悲哀の歌を唄われても「歌がワンパターン、つまらん」との評価はどうなんでしょう。

じゃあ、映画の方はどうだったかというと、なんというか小林幸子風に評価すると--- 最初の方でど派手な衣装で皆を驚かせ、後半服を地味にして誰も期待してない「歌」を聴かせようとしたというか…

その２●スター・ウォーズ・エピソード２の予告編が流れていたがこっちも恋愛っぽい。 まさかと思うがスター・ウォーズ版『タイタニック』風味を狙っているのか？ スター・ウォーズ版『ムーラン・ルージュ』風味と冷笑されないことを祈るのみ。 いや、いっそのことユアン・マクレガーがいきなり歌い出したほうが 面白かったかも。（←やっと繋がった）

その３●ユアン・マクレガーの歌は驚いた。ちゃんとミュージカルの歌い方をしていたし。目をつぶると・・・ティアーズ・フォー・フィアーズに聞こえた。