★5 | マノエル・ド・オリヴェイラの「ボヴァリー夫人」。本作では、主人公のエマ−レオノール・シルヴェイラがイポリット(原作及び映画化作品では印象的なキャラクター。足の不自由な男)のように跛行する。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★2 | 女優と撮影がいいので退屈はしないが、年寄りの胡乱な繰り言を3時間聞き続けるのは拷問。俗物な貴族趣味で現代を無理矢理描いて見事になんにも出てこない。ただラストは鮮やか。
(寒山拾得) | [投票] |
★5 | シニカル爺いがその爪を畳んだふりし文学的芳香をあらん限りの力量を投じて注ぎ込んだが勿論その爪は随所で主人公を切り裂く。女好きな一方で根深い女性嫌悪のマグマが滾る。意識の流れ的ナレーションは危険な手法だが事もなげにそれを押し出しものにしてる。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 会話において全員の位置を明示するショットが毎回1,2度しかなく、ほとんどが切り返しと視線の方向によって繋がれる。視線の方向や車のエンジン音などの効果音、或いは顔を映さず手や脚、調度品をフレーミングする。オフスクリーンを最大限に活かし、中心ではなく周辺を撮り収める。「視線の繋ぎ」がよく分からないのならばその具体例が本作にある。果実畑での夢見るような後退移動、花の赤、衣装。充分傑作と呼べる出来栄え。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | キャメラが群を抜いて素晴らしい。段々畑、巨木に囲まれた道、河岸の夕闇に浮かぶ邸等々の風景は言うに及ばず、屋内の部屋の家具、調度品、それらの匂いまでが漂ってくるようだ。しかし・・・ [review] (KEI) | [投票(1)] |
★4 | 189分、頭を使って観た。感覚的かつ論理的。エマのちょっと顎を上にあげてみせる表情の嫌ったらしさ! いけすかなさ! カルデアノの聡明さが良かったな。 (なつめ) | [投票] |
★2 | 鏡、蝋燭の炎、花びらなどの象徴による暗示(この映画では性欲を暗示する)に満ちた映像がきわめて美しいが、映像にもたれかかり気味のナレーションといい気恥ずかしさこの上ないせりふといい、慎みと臆面の無さとが同居した感のある半端もの。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★5 | 最初のほうで,少しコメディーなのかと思ってしまいました。 (ゴン) | [投票] |
★3 | 直接的な映像表現はまったくなく、それでいて官能の匂いがちゃんとするあたり、極めて文学的な映画だ。 (Yasu) | [投票] |