★2 | フェミニストの巧妙な教科書。これって門脇麦が生まれる世界を間違えた、ワーキングウーマン向きの女ってだけじゃないのか。貴族社会でしか生きられない人間だっているわけで、そういう人間に羨望の眼で仰ぎ見て貰おうっていう逆差別の物語に見えた。劇映画としては綺麗でカメラはいい仕事をしているが、メッセージとしては一方的で狡猾。 (水那岐) | [投票] |
★5 | 女性の生きづらさだけでもなく、シスターフッドだけでもなく、格差を悪として叩くのでもなく、あまつさえ男性の生きづらさにまで言及して、確かに我々はこういう世界を生きていると思わせる、とにかくいろんな方向に行き届いた作品。傑作です。 [review] (ツベルクリン) | [投票] |
★4 | これってかっての松竹映画。それでもって「女はつらいよ」でもって喜劇じゃないのは東京の庶民が抜けているから? [review] (ぱーこ) | [投票(1)] |
★4 | 階層格差は上下関係としてイメージされるが本作の「上流」と「庶民」は同一のレイヤー上に位置づけられ、ちょうど東京を中心に地方が周りを囲むような関係として描かれる。庶民から上流は漠とした憧れとして垣間見るが、上流は関心の外にある庶民など見ていない。
[review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 格差に言及せず何処に身を置いても其々の世界で前向いて生きていくしかないというフェミニズムの正しい在り様。女の情念の相剋がドラマを起動した時代は過ぎ去り低温世界で彼女たちは道を模索する。その極の生き方を繋ぐアンカー静河・リオも又要件。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 上の世界も下の世界も、それぞれが静かに、丁寧にまとめられて描かれ、それ故、違う2つの世界を描いていても映画全体の統一感がしっかりと保たれている。だからこそ2つの世界の話であっても一つの物語として、受けとめることができる。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] |
★4 | 新時代の『細雪』。モヤモヤムカムカするので吐き出したい。
[review] (ペペロンチーノ) | [投票(4)] |
★4 | かなり、かっちり作られていて良いですね。冒頭のホテルの会食シーン。流麗なカット割りと、引き気味の画角が気持いい。写真店での門脇麦の撮影カットでタイトルイン。これも絶妙のタイミングだ。 [review] (ゑぎ) | [投票(4)] |