★3 | ぴたりと少年に寄り添い視線を外さない手持ちカメラ映像が続く。もうこれしかないという“思い込み”の盲進から、彼の真摯さと切実さがひしひしと伝わってくる。偏狭な大人の犠牲者である彼の、すべての大人へ向けた検討違いな復讐を、私は支持すらし始めていた。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | イスラム原理主義が西欧的に鈍化されるべきとまでは言ってないが、それが排他的テロルに接続することへの不承認。況してや未成熟な子どもの洗脳への怒りの表明。マシーン化した彼は脇目も振らずに直走る。直截描法が活劇性に至る。そして帰結する少年らしさ。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | いつものカメラワーク、ジャンプカットの多用、劇伴なし、ラジオを除いて音楽はラストの暗転後のみ。ただし、本作は、主人公アメッドの行動・目的に強固な一貫性があり、とても分かりやすく面白い。
[review] (ゑぎ) | [投票(4)] |
★4 | それほど好みではないが、来るといつも見てしまうダルデンヌ作品。その素朴で、リアルな作風が画面を疾走する。 [review] (セント) | [投票(2)] |
★4 | ダルデンヌ監督特有のBGMを一切使わない演出は、本作ではとりわけ普通さ、自然さをかもし出し、そして深く考えさせる。 [review] (シーチキン) | [投票(2)] |