[コメント] ビブリア古書堂の事件手帖(2018/日)
見所は夏帆。黒木先生いつもどおり。話題性の東出。そんなところ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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純情癒し系だと思っていた夏帆さん、別のドラマで男にいきなり抱き竦められた表情と堪えられず漏れた声に、あっこれは不倫女優だと思った。してはいけない立場にあるのに触れられるとその官能に抗いがたくなだれ込んでしまう女を演じさせるとうまい、これが不倫女優。本人が不倫しているわけではありません。お相手は話題の東出さん。今は(2020.2)めったくそ叩かれているけど、背高いし太宰役とかやってほしい。話題になるのは役者冥利につきるじゃありませんか。
ビブリオはTVの剛力バージョンも見たけど、甲乙付けがたし。黒木先生いつもどおりの器用さでそつなくこなす。眼鏡外した文学少女のシーンをもっと見たかった。この監督さん、恋愛模様のシーンを描き、感情の流れや震えをうまく表現していると思いました。定食屋で夏帆の手を握る東出の静脈の浮き上がった手の甲。道行にこなかった夏帆をみれんたらたら会いにいく東出を店の外で振り切る夏帆。こういうところすごくうまい。
最後のミステリー種証し乱闘クライマックスはドタバタ劇で興醒め甚だしい。命にかけて守るといった晩年を野村青年が持っているのを知っているのは変態オタク野郎に決まってるじゃないか。それがわからないことを前提に最後のシーンへとなだれ込むので唖然とした。謎解きは程々にして文学蘊蓄と恋愛模様だけで突っ走ってもらいたかった。以上。
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