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[コメント] 母を恋はずや(1934/日)
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★3オープニングとラストが欠落状態では肝を欠いたも同然だが、にしても何の変哲もない母物で可もなく不可もない。先腹実腹の同趣向設定の裏を当然に行くかのような展開が品位にしてもドラマトゥルギーの発露は抑制される。没落の加虐性も哀惜にすり替えられた。 (けにろん)[投票]
★4この映画を見ても感心せざるを得ない小津安二郎の映画の説得力の鍵は、分かりやすく作ろうとするその態度の徹底度かと思う。画面の構図へのこだわりやつなぎ方の間合いに関するこの作家らしい様式的な刻印も、思いのほかの映像の変幻自在さも結局はここに帰る。 (ジェリー)[投票(1)]
★4一巻目のフィルムの失われていることが心から悔やまれる。というのも、少年時代のパートにこそ傑出したショットがあったからだ。 [review] (3819695)[投票]
★3映像が美しいなあと思った。サイレントの小津では珍しい。話は昔よくあった継母もの。それでも、母を想う美しい話にしてある。品格が漂う静謐な映画だ。 (セント)[投票]
★3もう殆どのカットがローアングルなのだが、珍しく後退移動カットが2カットある。小津のトラベリングは後期でも決して珍しくないが、多くは人物の歩く姿を歩度に合わせて構図を変えずに追っていくものであり、この映画のような構図を変化させる後退移動は全く見られないものだ。 [review] (ゑぎ)[投票]
★2失われた一巻と九巻に、どんな素晴らしい発端と帰結が描かれてたのかは想像に及ばないが、親子を扱った他の小津作品に比べて親側の心情描写がもの足りず息子の柔な苦悩ばかりが目立ってしまい母と子の機微を感じない。この部分だけを見る限りでは凡作。 (ぽんしゅう)[投票]
★3決して悪くはないのだけれど、何か物足りない気がしてしまいます。小津安二郎は「母もの」よりもやはり「父もの」なのでしょうか? [review] (熱田海之)[投票]
★3父無き後の継母と前妻の子の愛と葛藤。サイレントだが台詞は予想がつく。ビデオでは活字になっている部分もオリジナルでは映像だったんでしょうね・・・? (RED DANCER)[投票]
★4題名の通りの素敵なお話なのに最初と最後がないのは 残念無念。 (ぱんな)[投票]