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Kavalierさんのコメント: 点数順

★3ボギー!俺も男だ(1972/米)ここまで『カサブランカ』絶対的リスペクト映画とは少しビックリ。鑑賞前は、「『カサブランカ』は素晴らしいが故に、凡人は別の生き方を模索する(せねばならない)映画」かと思っていたもので。 [review][投票]
★3恋のエチュード(1971/仏)良質の男根主義的な恋愛映画。ヒロインが複数いるあたりはギャルゲー的(やったことないけど)とでも言いかえればいいのだろうか。 [review][投票]
★3リターナー(2002/日)アクションシーンと特撮には見る物があるが、日常を描いたシーンにはただカメラを回しているだけで、一貫した演出下にない安っぽい作りにゲンナリする。ベタでも、ドラマをきちんと撮らないで観客との共通の認知に頼ってはいけない。 [review][投票]
★3フランティック(1988/米)路地裏と老朽化した建物を舞台に隠蔽された汚いパリで暗躍する陰謀。パリをこんなに汚く撮ったのは関心すれど、しかしまあ、展開するその暗躍ドラマが007のようで荒唐無稽。「汚い」=「リアリティ」変換が失敗しているわけです。[投票]
★3やさぐれ刑事(1976/日)テロップを入れての北海道各地を舞台に矢継ぎ早にシーンが切り替わるアヴァンタイトルまでは最高なれど、その後はオーバーアクトによる役者達のオーバーな(?)追跡劇に終始する。[投票]
★3透明人間(1954/日)酒場の歌い手に惚れる社会から濡れ衣かけられる怪人の悲哀とか、利用するとする悪の勢力とかこの手のジャンルはまったく見ないけれどベタな話の範疇を出ない。それとは別に、戦後すぐの作品なのに軍国主義に悪の全てを帰そうとするのには、日本人の変わり身の速さを見て取ってあまりいい気はしない。[投票]
★3トレーニング・デイ(2001/米)第三者的には社会的必要悪かもしれないが、人間的にはコレ以上ないまでにノリノリ悪役なデンゼル・ワシントンをイーサン・ホークを通して見ている観客には、最初から善悪なんて判断できないのさ。つまり、最初から仮想敵なんだもんさ。[投票]
★3グリーンフィンガーズ(2000/英=米)最初、恋人に盗んだ黄色いバラを届ける為に、自転車vs警察車でひたすら追いかけっこする作品と思ったすまん。庭園を実際に作る過程をもっと盛り込んで欲しい。じゃないとラストで彼らに感情移入できても、作る庭園に感情移入できないぜ。[投票]
★3月のひつじ(2000/豪)ステロタイプな登場人物達が繰り広げるベタベタユーモアに、笑い転げる年配客達に混ざって、マッタリウトウト見ていると、ラストに強引がカタルシスが待っていて、思わず目が覚める。 [review][投票]
★3U−571(2000/米)ハリウッド映画でUボートを主人公にしたいが為にやったとしか思えないストーリー上の設定の数々。それ以外にも後付設定、帰納的作劇だけで作られている作品。映画前半のセリフが、後にそのまま現実になるのは、複線とは言いません。[投票]
★3フォー・ウェディング(1994/英)物語のメインのプロットであるヒロインにミステリアスさもミステリーもないのでダレダレ。矢継ぎ早に参入されていくエピソードの抽出は決してスマートではないが、役者の外面だけで脇の人物を立てる荒技の成功がずいぶん映画を救っている。[投票]
★3ファンタジア2000(1999/米)「動物の謝肉祭」と「ラプソディー・イン・ブルー」以外は、単なる原曲の再現もしくはそれ以下。煤けた大地が一面緑になるなんてシーンに動画の活力がまったく感じられないのは駄目でしょ。単なる技術デパート。[投票]
★3パットン大戦車軍団(1970/米)吹き替え版で見たせいで、パットンが単なる狂人にしか見えない。時代錯誤な軍人が孤立していく様を見せたいのだろうが、例え、ローマ時代だろうと、戦国時代だろうとカリスマのない軍人に指揮官は務められないのではないか。[投票]
★3阿片戦争(1997/中国)近代に全面敗北した自国史を客観的に描こうとするのは、たとえ何らかの政治意図が合っても好感あり。少なくとも映画の姿勢としては某NHKの大河よりよっぽどまし。ただつまらんよこれ。もっと、戦前の緊迫した交渉の過程であったり、江南のゲリラ戦を描くとかいくらでもやりようあるのに。[投票]
★3始皇帝暗殺(1998/日=仏=中国)ありきたりの始皇帝像にゲンナリ。くだらんメロドラマ持ち込んだことに脱力。マスと凝ったセットだけで工夫のない撮影でスケールがないのには疲労感あり。[投票]
★3シティ・オブ・エンジェル(1998/米=独)原作を表層的になぞってラストでスケベ根性出すからこんなことになるのだ。 [review][投票]
★3ホーム・フォー・ザ・ホリディ(1995/米)普段ハリウッド映画に描かれることのない、地方都市の中産階級をユーモラスに描こうとしたのだろうが、役者のナチュラルな演技であったり、変哲のない都市をそのまま切りとって撮影するといった、嫌な意味でのリアリティ手法が、映画的興奮を奪っている。ユーモアじゃなくてコメディが必要な映画。[投票]
★3スカートの翼ひろげて(1998/英=仏)3人共、生まれも育ちも違うのに、なぜ同じような事考えて、似たような行動するんだろ。ドキュメンタリー+フェミニズム。[投票]
★3ブラジルから来た少年(1978/英=米)味があった原作が、単なる娯楽ホラーになってる。その辺り、シャフナーの職人監督っぷりだよなぁ。闇を孕む陽気さのあるワルツ風のゴールドスミスの音楽が強烈な異化効果を醸し出してておもしろい。[投票]
★3フェアリーテイル(1997/英)観客に妖精はいるんだって思わせて欲しい、妖精の実存を見たいんじゃない。それが、正しいファンタジーなのでは? じゃないと、フーディーニを出した意味がない。音楽と子役と大人役(?)と世界観(ビジュアル)は満点。[投票]