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ガブリエルアン・カットグラさんのコメント: 点数順

★3テイラー・オブ・パナマ(2001/米)「覆面傑作選」より:ピアース・ブロスナンの意外?に下卑た諜報部員と、ジェフリー・ラッシュの真面目で小心者の仕立屋ぶりが好対照。ヒーロー不在のままなんとなく進む「スパイ活動」は、みっともなくって妙にリアルな感じがした。[投票]
★3トーマス・クラウン・アフェアー(1999/米)「覆面傑作選」より:製作まで兼ねながら割と控えめなピアース・ブロスナンと、小粋な音楽。そしてフェイ・ダナウェイの意外?な使い方が嬉しいのだが…やはりマックィーンの孤独を垣間見たファンとしては、これ以上の評価はできない。[投票]
★3ネバーセイ・ネバーアゲイン(1983/米)「傑作選」より:今作品のショーン・コネリーは、程よく脂が抜け味わい深い。だが作品全体に覇気が感じられないのが辛い…責任の一端は音楽にありか。しかし脇役陣が豪華で、特にエドワード・フォックス扮する“M”は本家のそれを超えている(笑)![投票]
★3シッピング・ニュース(2001/米)寒々とした島の描写と、ジュディ・デンチの存在感に魅せられて観たのだが…登場人物の描き込みが浅く、また過去の出来事の掘り下げも足りないと感じた。もっと人物やエピソードを絞ったうえで、それをじっくりと描いて欲しかった。[投票]
★3ミルク・マネー(1994/米)ソツなくまとめられ、またそれ故に平凡な出来の作品なのだが、純真?な思春期の少年と世慣れた娼婦という組み合わせはやっぱりいい(笑)。ほんのり温かいコメディ。脇役ながらも強い印象を残すアン・ヘッシュのコケティッシュな魅力に注目を![投票]
★3007/サンダーボール作戦(1965/英)「傑作選」より:帽子を投げようとする007や、意外な?場面で登場するQ(笑)…など、ニヤリとさせられる場面が多い。水中シーンでの見事な撮影も見ものだが、舞台が海だけに限定されている感じがした。○○が二発という設定も生かされていない…と思う。[投票]
★3新・動く標的(1975/米)原作のファンとしては、ハーパーとアイリスの恋物語がなにやら取って付けたような感じがした。…全体としてそこそこ楽しめる作品には仕上がってはいるが、やはり浅い印象は否めない。より、深く…より、重く…ロス・マクドナルドとは、そんな世界のはず。[投票]
★3ホッファ(1992/米)ジャック・ニコルソンの熱演を得て、ホッファという男の人生が興味深く描かれている。…だが、思うにホッファをあまりに好意的に描き過ぎているのではないか。彼の闇の部分が描き込まれておらず、それがこの作品から重みや深さ…そして感動を奪っている。[投票]
★3蒼い記憶(1995/米)スティーブン・ソダーバーグ監督のしっとりとした画面作りが見もの。現在と過去を交互にフラッシュバック(主人公のヒゲに注目)させ、話を巧みにまとめている。…だが後半の盛り上がりに欠け、せっかくのエリザベス・シューが生かされていない。[投票]
★3Mogura(1996/日)梅林茂監督は音楽出身とのことで、全篇を覆う「音」の感覚に注目したい。杉本哲太の出ているシーンを始めとする、セリフのないシーンでの研ぎ澄まされた感じが出色なのだが、登場人物がセリフを喋るとそれが台無しになってしまうのが難。[投票]
★3ハイランダー3/超戦士大決戦(1994/英=カナダ=仏)前作を完全に無視した作りがすごい。…突飛な印象の強い前作に比べて、今回は第1作目の設定を丁寧に継承している点が見受けられて、個人的にはこちらの方が好きだ。きっと製作陣もファンだったのでは。やりたい放題のマリオ・バン・ピーブルズが笑える。[投票]
★3河童(1994/日)石井竜也が作り出した映画…ということで、やや身構えて観たのだが、意外?に正攻法の演出に好印象。だがそれ故、突出した部分も見当たらないのも事実。もう少し羽目をはずしても良かったのでは。現代シーンのインパクトも弱く、いっそなくすべきだ。[投票]
★3友は風の彼方に(1986/香港)犯罪者達との間に芽生えた友情に苦しむ主人公の姿や、クライマックスの銃撃戦の迫力など、見ごたえは充分。しかし、雰囲気を台無しにしてしまう余計なシーンが多過ぎるのが難。「俺ならこうする」とタランティーノは『レザボア・ドッグス』を作ったのだろう。[投票]
★3スパイキッズ(2001/米)きゅ〜とな姉弟のだいかつやく!…を期待していたのだが、ロバート・ロドリゲスの(昔に比べて)おとなしめの演出に肩透かしの感。面白そうな小道具が沢山出てくるのにあまり使われないし…敵キャラの造形にインパクトが足りないのも難。[投票]
★3パラダイン夫人の恋(1947/米)全てを敵に回しても、なお依頼人のために全力を尽くす主人公…だがしかし、その姿には正直言って見苦しさを感じる。動機が動機だからだ。ヒッチコック作品にはこの種の描写が散見されるが、今回はデビッド・O・セルズニックの悪影響を汲み取るべきか。[投票]
★3ドアをノックするのは誰?(1968/米)大学の卒業制作がベースとなっているだけあって、ストーリー構成やキャラクター造形、そしてテーマ性などまだまだ未完成。…だが、ときどきハッとさせられるシーンも散見される、インディーズの趣き漂う興味深い作品。音楽の使い方はこの頃から既にうまい。[投票]
★3トゥルー・ブルース(1990/米)とにかくジュリエット・ルイスの圧倒的な演技に尽きる。ホントに演技なの?…思わず心配になるくらい(笑)。彼女はただ愛が欲しいだけなのに…なぜこうなったのだろうか。回想方式で語られる物語は、そのことをじっくり考える機会を観る者に提示する…。[投票]
★3黄昏のチャイナタウン(1990/米)前作と緊密にリンクしたストーリー展開はファンにとっては興味深々…だが、作品の出来はかろうじで及第点といった感。役者としてのジャック・ニコルソンには精悍さが欠け、監督としての彼には飛び抜けたものがない。マデリーン・ストウが拾い物か。[投票]
★3勝負をつけろ(1961/仏=伊)「ただ肌が合った…それだけさ」…ジャン・ポール・ベルモンドの無敵の活躍を描いた前半部分が最高にクール!なのだが、中盤以降がらりと展開が変わってしまうのが難。それはそれで悪くないのだが、美しいヒロイン達の出番も必然的に減ってしまう(笑)。[投票]
★3ベティ・ルーは犯罪者〈クリミナル〉?(1992/米)内気な女性が変わっていく…と内容はありきたりだが、愛らしいペネロープ・アン・ミラーのキャラに助けられてほのぼのと鑑賞できる。だが変身前の方が可愛かったよーな(笑)。助演ながらもキュートな魅力をふりまくジュリアン・ムーアに注目。[投票]