★4 | 四月物語(1998/日) | 映像が最初から最後まで延々ずーっときれい。市川昆の「細雪」を見た後だったんで、同じ桜でも断然こちらの方がいい。新しい環境での孤独感がよく出ていました。 | [投票(2)] |
★5 | 東京暮色(1957/日) | 「東京物語」とほぼ同じ布陣なのに全く違った内容になった。動的部分が珍しく多いが、ラスト辺りの静的モンタージュ、感動させるのはさすが、小津の重みを感じる。有馬稲子の馬鹿娘ぶりは苛々。リズムを壊しているが、、。 | [投票] |
★4 | 細雪(1983/日) | 吉永小百合、受けに回った艶かしい演技。初めてです。吉永としてはベストに近いのでは。作品としては水準。あれだけ映像向きの材料がふんだんにあるのに画面きれいでないよね。プリントの方法が外国と違うんでしょうか。、、、。 | [投票(3)] |
★5 | イヴの総て(1950/米) | 悪女者の秀作です。よく出来ているが、B.デイビス儲け役。バクスターうまいが、華がない(鼻も低い)。脇役演出力で見せる。陰惨な話でほんのり灯りがともっていたのは、M・モンローの輝くばかりの初々しさ、美しさ、他の女優と光沢が違う。 | [投票(8)] |
★5 | 黒衣の花嫁(1968/仏=伊) | ジャンヌ・モロー以外だったらこの映画は無理です。最後まで黒衣の時は感情を出さない。それが一途な心、人を思いやる心をよく出していました。これも寓話ですね。 | [投票(2)] |
★5 | 恋人たち(1959/仏) | あっと驚く恋、愛。スピード。ワケのわからない恋の展開。ほとばしる情熱そのもの。私たちは実生活より映画でいろんなことを勉強しますが、これはその典型ですね。 | [投票] |
★5 | グロリア(1980/米) | どんな役を演じてもジーナはかっこよい。男が見ても惚れ惚れ。ラストもなんだかおばあちゃんらしき愛嬌で素敵でした。きめ細かい演出の賜物でしょう。 | [投票] |
★5 | グリフターズ 詐欺師たち(1990/米) | これ好きです。最高!。これがアメリカ映画と言うのも嬉しい。こういうメジャーでない映画もスタッフの密度が高いと濃密な映画が出来るといういい見本。 [review] | [投票(2)] |
★5 | 黒い雨(1989/日) | 登場人物が画面に出てはそのつど死んでしまう。それも、時代劇で人がばったばったと殺されるように。最初は沈痛だが、そのうち漫画チックになる。そこが、今村のダイナミズムなんでしょう。原爆の指先が溶けてるシーンだけは合点が行かない。 | [投票(1)] |
★5 | 去年マリエンバートで(1961/仏=伊) | ものすごく眠たい時に、今まで手に入らなくって読みたかった童話を必死に読もうとする、そんな映画だったこと覚えてます。こういう映画って後にも先にもないよね。映画愛好家の必需品なんでしょうけど。 | [投票] |
★5 | 哀しみのトリスターナ(1970/仏=伊=スペイン) | ドヌーブの悪魔的な美しさ、卑しさ、、、。全体として、人間拒否の感覚がありましたね。開放とは全く逆な、自虐的な。そこがすごかったし、ブニュエルの世界なんでしょうね。 | [投票(4)] |
★5 | 海外特派員(1940/英) | いやー、ホント面白い。映像もダイナミック。静と動。その使い分けのカメラの見事さ。ラストまで一気。ヒッチコックの脂が乗り切っている時のすごさ。 | [投票(1)] |
★5 | 俺たちに明日はない(1967/米) | 映像的にはラスト以外はシャープな撮り方してない。牧歌的。持って行き場のなかった青春の苦しみ。ラスト、 [review] | [投票(11)] |
★5 | 桜桃の味(1997/イラン) | 何故死ぬのに人の手を借りなければならないんだろう、というのがまず疑問。だから最初から女々しいんです。本当は死にたくないんだろう、と、突き放してみんな見ている。イランも熟成世界に入っているんですね。 | [投票] |
★5 | ワンダフルライフ(1998/日) | 人間誰でも死後のことを考えないことはない。何もないとは思うものの、こういう映画を見ると、みんな自分だったら、何が心に浮かぶだろうと思うに違いない。モチーフも素晴らしいが、 [review] | [投票] |
★5 | JSA(2000/韓国) | 意外と感動力作。韓国映画恐るべし。映画の構成、内容文句なし。あの4人は友情じゃなく、兄弟愛なんですね。同じ親族(民族)としての。それにしても、心を描いてます。ラストのストップモーションも立派。 | [投票(2)] |
★5 | エデンの東(1955/米) | 画面が多少傾いたりと、心の動揺を映像でダイナミックに見せた。いつ見ても感心。映画は「カインとアベル」の話のごく一部なので日本人は本当は理解していないはず。 | [投票(3)] |
★5 | 映画に愛をこめて アメリカの夜(1973/仏=伊) | ビゼットの優しい、人間的なところがさらりと出るシーン。大女優なのに、、という驚き。それは映画の架空であるがそういう心の宝石がいっぱい散りばめられている。トリュフォー流81/2.
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★5 | 雨月物語(1953/日) | 当時の映画はつまらない時代劇でもお金をかけてます。ましてや、世界に売り込む芸術映画ですから美術がすごい。最近の映画の金のかけてないことよ、、。スケールは小さくなるわな、、。 | [投票] |
★5 | 浮雲(1955/日) | 良くこんな映画出来ましたね。製作、観客側ともすこぶる水準高かったんだ。オンナとオトコを描いてまさに世界に誇れる傑作。ただ私は高峰の声が俗物的で言い回しが嫌いです。 | [投票(2)] |