セントさんのコメント: 更新順
一枚のハガキ(2011/日) | 新藤の最後の作品というファンには見逃せない映画だ。全体に強い基調は持続している。そしてユーモアが所々存在する。ピリリと辛い上等の映画に仕上がった。 [review] | [投票(4)] | |
BIUTIFUL ビューティフル(2010/メキシコ=スペイン) | 尊厳死をテーマにした『海を飛ぶ夢』の高踏的な死生観を現実的でないと思ったのだろうか、バルデムは一転して視点を大衆に戻し、不幸のどん底におけるがん宣告を受けた一市民にこそ思いを寄せ、現代におけるキリスト受難劇を鋭く見せつける。 [review] | [投票(2)] | |
モールス(2010/米=英) | 見ているうちに昨年観た映画『ぼくのエリ』のリメイクであることに気づく。モールスで相手と交信する以外は全く同じ内容で、1年だけの間隔の短さ、北欧の暗さからアメリカ風の暗さと変質はしているものの、 [review] | [投票(1)] | |
蜂蜜(2010/トルコ=独) | 音楽はない。聞こえてくるは森の囁き、日常の小さな音、そしてセリフはほとんどなく、どこか桃源郷を思い起こさせる作品だ。その、映像のみで緩やかに語ってゆくスタイルはまさに映画の本質を現代において問っているようだ。 [review] | [投票(1)] | |
アンダルシア 女神の報復(2011/日) | まあ、こういう日本映画で外国が舞台なのに、結構ダサさが薄いというのはちょっとした進歩かもしれない。だいたいメジャーの娯楽作品だからね、楽しめればいいのか、最後まで一応作品を持たせているのは一筋の光。 [review] | [投票(1)] | |
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011/英=米) | うーん、やっと見た。そして本当にとうとう終わった。終わってしまった。10年か。それほど映画的にどうこう言う作品じゃないけれど、それでも終わると感慨深い。しかし何と言っても想像以上にパート2は中味が濃かったね。 [review] | [投票(2)] | |
コクリコ坂から(2011/日) | 青春とは字のごとく本来は思春期を表すのだろう。時代や世相、そして人間が変わっても、思春期特有の甘酸っぱさと現実逃避への思いはそれほど変わらないのではないだろうか、、。だからこそ文学が生まれる、と僕は思うのだ。 [review] | [投票(3)] | |
大鹿村騒動記(2011/日) | 原田芳雄の遺作となった貴重な作品である。阪本順治演出というのは後で知った。地芝居とは芸能の原点であり、観客と一体となることで初めてその達成感、芝居の醍醐味が味わえるものなのだ。原田は最後ここに拘った。 [review] | [投票(5)] | |
素晴らしい一日(2008/韓国) | 何か昔見たことがあるような、確か『集金旅行』だったけ、東宝にそんな映画があった。最低の一日を過ごそうとしていた女。ふと元彼に貸していた借金を思い浮かべる。しかし優柔不断の元彼は誠意はあるもののカネを全く持っていなかった。そして、、。 [review] | [投票(1)] | |
アリス・クリードの失踪(2009/英) | 3人だけの登場人物、ほとんど場所設定が監禁場所のみ、映像も恐らく野心的だろうという想像をし、見て来ました。期待しすぎたせいでもないだろうが、意外とまとも。ちょっと拍子抜けの感あり。 [review] | [投票(1)] | |
127時間(2010/米=英) | 出だしからPOPSが好調で快適。3分割の映像はそれほど秀逸とは思わないまでもまあ楽しめる。大峡谷の映像はさすが素晴らしく大自然の愛着と脅威を教えてくれる。 [review] | [投票(1)] | |
奇跡(2011/日) | 現代風にアレンジした『スタンド・バイ・ミー』ではあるけれど、やはり少し違う。彼らは子供にして早、人生の苦難と悲しみを知ってしまった希求する子供たちであった。だからこそ奇跡をと願う、、。 [review] | [投票] | |
八日目の蝉(2011/日) | テレビドラマも秀逸な出来で期待していたのだが、映画はさらに極上の昇華を感じさせるほどの蒸留酒となった。 [review] | [投票(1)] | |
エリックを探して(2009/英=仏=伊=ベルギー=スペイン) | まるで変身して一躍サッカーファンになったようなローチのおどけた新作です。彼がこんなにサッカー好きだとは思わなかったけれど、真髄からそれだと認識した次第です。 [review] | [投票] | |
君を想って海をゆく(2009/仏) | フランスの北海岸、イギリスと最も接近しているカレという街。10キロぐらいの距離だがドーバー海峡が流れも激しく両国をシャットアウトしていている。カレといえばカレーの市民で有名な場所だ。 [review] | [投票] | |
軽蔑(2011/日) | 何か古いフランス映画のような香りは持っている。しかし、それなのに不思議と僕の心に沁み通らなかったヘンな映画でもある。やはり男の気持ちに一本、びしっとしたものがないからかなあ、、。 [review] | [投票(1)] | |
マイ・バック・ページ(2011/日) | 1970年前後。僕はまだ20歳前。この当時は大学生であることは僕には十分大人であるように思っていた。その2,3年の違いは現代に比べ飛躍的に大きい。大きすぎる。そして僕にとってこの映画は遠い世代の二人の男の話である。 [review] | [投票(3)] | |
ミスター・ノーバディ(2009/仏=独=ベルギー=カナダ) | 随分と凝った映画作りで、映画オタクのための映画とも言えるぐらいの重層的な造り込みだ。何と、この映画は人間が死ぬ時に思い浮かべるタラレバの世界を何通りも映像化して見せるのである。 [review] | [投票(2)] | |
プリンセス トヨトミ(2011/日) | 予告編から大阪人は絶対見なければならない、との信念で見ました。大阪を空白の時間にしてしまうほどの出来事とは一体、、。でも、うーん、ちょっとなあ、と言う感想かなあ。 [review] | [投票(1)] | |
ビー・デビル(2010/韓国) | 新たな才能にあふれた監督というキャッチフレーズに誘われて見ましたが、粘着力も新しさもそれほど感じず見終わりました。閉鎖された島での凶行という見せ場も凡庸だし、設定も10人程度の島暮らしと言うのもいかにも作りめいている。 [review] | [投票] |