★5 | 静謐と慎ましさが支配する日本にあっての異世界京都西陣を成島の陰影に富む撮影が完璧に構築し、繰り広げられる生き別れ双子姉妹の哀話は前面に出すぎず絶妙のバランス感覚。岩下の2役も的確且つ情緒風情を醸し出し完璧にこの世界に納まっている。 (けにろん) | [投票(2)] |
★5 | 全てを幻に終わらすのではなく、姿形あるものに変えていく作業が繰り返し行われる場所、古都京都。木々から建築物等の形に変えていく作業は、離ればなれになった姉妹をつなぎ止める工程へと展開する。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(1)] |
★4 | 京都の観光ビデオで終わらなかったのは一人二役を微妙に演じ分けた岩下志麻の功績によるものだろう (TOMIMORI) | [投票(1)] |
★4 | レズっぽさを感じてしまうのは、僕だけでしょうか? (直人) | [投票(1)] |
★4 | 古い家並みの屋根や雄大な杉林が圧倒的。それを見事に捉えたカメラ構図。日本古楽器によるアバンギャルドな音楽&モダンな着物デザイン。そのうえ岩下志麻が二人も!私の知らない摩訶不思議な京都がこの映画の中にある。 [review] (AONI) | [投票(1)] |
★4 | 京都の風景や伝統的行事を背景に 生き別れになった双子姉妹とその周辺の人々を描く。登場人物は 常に互いを思いやり気を遣う。西陣の古い街並みと現代的な音楽が溶け合って 川端康成の世界が広がる。 (ルクレ) | [投票] |
★4 | 岩下志麻の佇まい。着物の良さ。京都の言葉。
町並み。・・・失われゆく寂寥感。
原作:川端康成にも拍手。 [review] (マグダラの阿闍世王) | [投票] |
★4 | いかにも京都でございな映像に御丁寧な説明を付けてやれば確かに西欧人のエキゾシズムは満足させられるだろう。[三百人劇場] [review] (Yasu) | [投票] |
★3 | 陶然とするような美しい絵の次に、唖然とするような興ざめな構図がつながっていることが多々見られる。美意識の持続が欠けている。岩下志麻の清楚さ・品のよさは十分だが、中村登の演出は岩下ふんする二役の関係を説得的に描けなかった。 (ジェリー) | [投票] |