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マザー・サン (1997/米)
Mat I Syn
[Drama]
監督 | アレクサンドル・ソクーロフ |
脚本 | ユーリー・アラボフ |
撮影 | アレクセイ・フョードロフ |
音楽 | ミカエル・イワノビッチ |
出演 | ガドラン・ゲイヤー / アレクセイ・アナニシノフ |
あらすじ | 人里はなれた森の中の朽ちかけた家で息子(アレクセイ・アナニシノフ)は死が間近い母(ガドラン・ゲイヤー)に寄り添うように暮らしていた。母の具合がいい日は抱きかかえて外の空気にあたらせる。しかし、もはや彼女は木立のそよぎや花々の息吹に反応を見せることはない。繰言のように昔の思い出をつぶやくのみであった。そんなある日、母が眠ってる間に、彼は山を歩いて海を見に行くのであったが…。ドイツロマン主義の画家カスパー・ダヴィッド・フリードリヒの「海辺の修道士」をモチーフにしたソクーロフ長編劇映画第8作。1997年モスクワ映画祭、タルコフスキー賞、審査員特別賞、撮影賞、ロシア批評家賞を受賞。 (けにろん) | [投票] |
ブラシを使って汚された鏡を通して映し出された雲、機関車、草木の揺れ、曲がりくねった道。極度に歪曲された映像は「死」のイメージを増幅する。心象風景を言語や演技ではなく、具体的な画面として提示するソクーロフは無謀ではあるが筋金入りの映画作家だ。音響感覚の鋭敏さはゴダール並み。 (赤い戦車) | [投票(1)] | |
朽ちかけの家で朽ちゆく母を看取るのだが、この母が本当に死にゆく今際の際の幽体離脱手前に見え長回しの凝視が荘厳さを帯びる。息子は歪んだ冥界を彷徨うように山間を歩いて高台へ着く。広がる乳白色の海に汽船1艘の幽玄。静かな嗚咽が全てを物語るのだ。 (けにろん) | [投票] | |
情景の映画。重なり合う死にゆく母と荒涼としたロシアの大地。それは自然という母性への帰依の感情の表出なのかも。 (鷂) | [投票] | |
落ち着いた映像は良かった。荒涼とした心象風景を描いているとも取れるが、実際のところよく分からん。 (太陽と戦慄) | [投票] | |
たいていの人は寝ること必至。でも数分なら場面はほとんど変わってないのでご安心を。 (あくあまり) | [投票] | |
きれいな映像と抑揚のないストーリーは眠るのにもってこいだった。 (ハム) | [投票] | |
ところどころきれいな映像はあったけれど。 [review] (ころ阿弥) | [投票] |
Ratings
0人 | ||
3人 | ||
5人 | ||
1人 | ||
1人 | ||
計 | 10人 | 平均 | (* = 1)
POV
パンドラの映画 (Amandla!) | [投票(4)] |
Links
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