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台所太平記 (1963/)

製作佐藤一郎 / 金原文雄
監督豊田四郎
脚本八住利雄
原作谷崎潤一郎
撮影岡崎宏三
美術伊藤熹朔
音楽團伊玖磨
出演森繁久彌 / 淡島千景 / 森光子 / 乙羽信子 / 京塚昌子 / 淡路恵子 / 水谷良重 / 池内淳子 / 大空真弓 / 団令子 / 中尾ミエ
あらすじ作家の千合夫妻(森繁久彌淡島千景)に代々仕えた女中さんの行状記。昭和20年代。初(森光子)、梅(乙羽信子)、駒(京塚昌子)は戦前気質の従順な娘たちだが、みな結婚問題でゆれていた。次に雇った小夜(淡路恵子)は、未亡人の同僚節(水谷良重)とおかしな仲に。そして戦後10年、彼女たちの気質も様変わり。勝気な百合(団令子)は銀(大空真弓)と運転手光雄(小沢昭一)を奪い合い、鈴(池内淳子)はちゃっかり玉の輿に。銀の妹、16歳の万里(中尾ミエ)の自由奔放さに、千合夫婦はある時代の終わりをしみじみと感じた。原作は谷崎潤一郎の週刊誌連載小説。(110分/カラー/東宝スコープ) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全8 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5俳優の技量と撮影編集の技巧で笑わせ続ける理想的な喜劇映画。京塚昌子淡路恵子が物凄すぎて、部屋で立小便する乙羽信子が地味に見える。 [review] (寒山拾得)[投票]
★4成瀬の『流れる』が女優達の圧倒的な演技力と存在感に支えられた傑作なら、こちらは次々登場する主役級女優の軽妙なチャーミングさが楽しめる佳作。女達たちがいとおしくたまらない作家と、どこまでも純粋な優しさに溢れた妻を森繁久彌淡島千景が好演。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4豪華な女優が次から次へと出てきて、かなり楽しめた。森繁が珍しくおとなしいがなかなかだし、淡島千景も母性溢れる好演。京塚昌子淡路恵子が笑わせるし、池内淳子が相変わらず色っぽい。乙羽信子は少々ブリっ子で気持ち悪いし、大空真弓は顔デカいし、やっぱり嫌い。団令子は相変わらず良いが、まさか泣かされるとはビックリ。意外な一面を見れて、得した気分。['05.6.26シネ・ヌーヴォ] (直人)[投票]
★3「女中」という言葉は差別用語(?)なので、今では使わないほうが良いそうです。「お手伝いさん」なら良いのかな?それはともかく、淡路恵子が面白かった。 (熱田海之)[投票(1)]
★3キャストは全員、ブスメイクをしているのだろうか?(淡島千景 を除く)でもそれがフレンドリーで良い感じ。なにしろ女中さんだから。谷崎邸を相当忠実に再現していると見た。 (オノエル)[投票(1)]
★3前半は京都。後半は伊豆を舞台とする(ちなみに、いずれも犬の場面から始まる)。そういう意味では2部構成だが、人物の出入りや、主人公−森繁久彌のナレーションの区切り、ということでは、前後半それぞれ2つのパートに分けられるように思う。 [review] (ゑぎ)[投票]
★3女中たちのエキセントリックすれすれの過剰演技(淡路恵子!)が受け容れられるのは、森繁久彌淡島千景の抑えた演技がそれを受け止めているからだ。住居および女中のキャラクタ性の変化によって時代の移り変わりを描く試みは成功しており、快活な中尾ミエの登場・退場と森繁の「アパート」宣言が物語を締めくくる。 (3819695)[投票]
★3家の空気を女臭〜くするためだけに必要人数以上の“女中”を雇う大先生。讃子(淡島千景)の、大阪訛りの標準語のそれらしさ! (Aさの)[投票]
Ratings
5点1人*
4点2人**
3点7人*******
2点0人
1点0人
10人平均 ★3.4(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
わたしの愛した丸顔女優たち (寒山拾得)[投票(6)]
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